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[ Analog Side: Vol.02 ]


今回はケイジバンでも明言していたとおりで、Analog Sideも2冊目を作っておりました。
スサノオ小説本。
小説…(汗)、という言い訳は本でたっぷり書いたのでもう止めるとして
せっかく作りましたのでまた見本を掲載しておきます。
基本的なスタンスとしてはスサノオ3のイズモ×オグナ…な感じは毛頭ない
シリアス風味(?)の文章がメインで、
文章量に比べて比率のおかしい挿し絵群といつものごとくなノンストップトークで
構成された一冊となっております。

↓ 表紙           裏表紙 ↓
表紙 (33KB)   裏表紙 (36KB)

↓本文より。
プロローグ

 「オグナ 避けろ!!」
 イズモの声が森に響く。
 息絶えたと思われていた横たわる体が、最後の一撃とばかりに闇雲に剣を振るったのだ。
 鍛えられた刀筋を避けるのは容易なことだ。しかし、死を目の前にした男の不規則な動きを、とっさに避けることが何故かできなかった。オグナの左腕に深々と刃が突き刺さる。すかさずその敵兵の背中を一文字に切り裂くイズモ。ぐっ、という鈍い声を出した後、さすがに男は動かなくなった。
 「オグナっ!」
 イズモはすぐさま駆け寄り体を支えようと手を伸ばす、が、その手を激しく振り払われた。そのあまりにも激しい拒絶の様子に一瞬立ち尽くしてしまったイズモを背に、オグナは一人草叢へ歩き出した。
 「……気にするな。かすり傷だ」

 星が、やけに明るい夜だ。

挿し絵1 (28KB)

ええっとまあ、こんな感じの話が続くわけですが(汗)
挿し絵は効果をねらって「わざと」スケッチブックに鉛筆描きなのに
コピーにはその効果は発揮されておりませんのですが(涙)
…をっとっと。また話がじめじめした方向に(^^;)
もとい。
とりあえず、書きはじめて一年たってしまった中途半端なブツを
とにもかくにも何とか形にする事が出来てすっきりしました。
これで無事に年が越せるわーとか、そんな感じですかね。(笑)

もしももしも、これ以降を読んでみたいと思って下さった方がおられましたら
>>メール にて問い合わせてみて下さいまし。


2001.8.10 発行 A5 コピー 28頁
イロトリドリノセカイ Analog Side:Vol.2
「I was looking at the star. ―星を見ていた。」