ということで改めまして、M.O.P.見てきました。忘れずに見ないとねえ、ラスト2回ですよ。…得チケですが相変わらず; 今回も早めに行って引き替えて、その後腹ごしらえしよう、と外に出てみるたらどしゃぶりの雨!…意外なところに落とし穴。(観念して折りたたみ傘を出しましたけども)
<さて感想文。ネタバレ注意> あーもーラストでやられるんだよなーくーッ! あ、ラストはバンド込みです。あれも含めて完成品だよね。今回の話なんて特に、何一つ幸せな事がないんですよ。個人的には時代背景的にもあの辺難しくて苦手意識がありまして; 思い返すとホントみんな良いこと全然なかったじゃないですか…。それがさ。ラストの写真で何故か笑顔になれる。何故なんだろう。
緑子さんいい女過ぎるー。この人の周りにみんな集まって来たんだね、という。サニーさんはきっと無事。うんきっと無事さ。…あ、サニーさんて、サニーサイドウォークと関係有るですか?<そっち見てないので。あと「青猫」も。
ゲストのお二人。岡田さんてもうすっかりベテランですかねもしかして。え、40超えてる?マジで。しかし未だにまっすぐな青年役ができるんだなあ。さすが王子(笑) 北村さん、いやあ見事なダメ人間、そして良いツンデレ(笑) 使い方贅沢だなーと思ってたら、ラスト美味しいとこ持っていったよ。
とついでにもう一つ。書いてなかったので先日見たラックシステム「お祝い」も。
<こちらは公演終わってるんでネタバレもなんもですが畳む> 見たのは東京初日の、三獣がゲストの回です。…まずゲストの感想から書いちゃおう、あの人たち、割りと最低(笑)
あの格好は確か七綾@南北オペラ あの衣装すごく可愛くて大好き、なんだけど、まずお三方ともメイク無し素顔。咲酒屋さんはいつものとおり坊主。そしてなぜか皆さん裸足。…何故っ。素性を知らない方には謎過ぎる上に、怖い、というインパクト勝負っぷりですよ。手には次回公演のチラシを貼った(手作りだそうですよ)団扇を持って、「ラックシステム15周年、スペースゼロ20周年、わかぎゑふ生誕50周年、おめでとうございまーす」と無差別に祝いまくり、その後は「私たちも劇団在籍20周年なんでーす。記念公演やりまーす」とオール告知タイム。その間御老屋さんは周囲&客席までも写真とりまくり。あれ本当に撮ってたのかな。
ていうかまずその告知がぐだぐださ。カテコでもう一度出てきた時なぞ、最終的には団扇を取り上げてふっこさんが美しく告知してはりました(笑) さすがふっこさん!50にはとても見えない!<いやマジで
「あら?一人足りないわー?」と呼び込まれた白虎伊予屋さんが、微妙に女言葉女しぐさになってたのが見所だったでしょうかね。あと、素顔であの衣装着ても可愛いという御老屋さんが恐るべし。
本編。私的想像は「生理用品を開発する人達の、歴史」だったんですが、どちらかというと「歴史の中に居た、生理用品開発に関わる人々」でした。…違いが微妙すぎますか。どっちが主体か、と言うのかな。割と特殊なことをやっている人たちも、普通に歴史の中に生きてきたんだよね、を強く感じたんですね。開発に関するあれやこれやの苦難を見せるのではなく。いや、苦難ももちろん描かれてはいるんですが、苦難を乗り越えて最後には!的なストーリーの盛り上げはない訳です。あったことを、ありのままに、という語り口なので、初っぱなにいきなり悲しいシーンだったりするわけですよ。なので、私みたいな想像で見てしまうと、ちょっと肩すかしかもですね…; あくまでも「普通の人々なんだよ」がメインで。その「普通のこと」が邪険にされてしまう戦争中のシーンは見てて辛い辛い;「もうやめてーわかったからーいやああーー」となってしまう自分。亜紀ちゃんけなげすぎる。てかあの夫婦すごく素敵!
谷川さんも上田さんも、もうすっかり主役をはれるように…(涙) リリパはここが流石だよ。あの夫婦が本当にかわいくて応援したくなる。ラストの、もう大きくなった娘を前にしてあのラブラブっぷり。かーわーいー。あ、ラストて大阪と違うんですっけ? そっちはどんな終わりだったんでしょう。気になる。東京のは、娘のハルカちゃんが大活躍! いやあ意外な格好で登場でした福井千夏ちゃん(笑)