2012/04/29(Sun)01:39
渋谷にはヒカリエの看板が出てるのだなあ。ということで。私はぷれいぱーく見てきたよー。……長っ!(笑)
03は諦めたけども、海神別荘演ると聞いたらさあ。もうさあ。見たいじゃん!! あの公演短かったし細かいとこはあんま覚えてなくて、ほとんどが鮮烈だった金髪王子の印象だけどもね(笑) それでも今日見たら、曲や振付や演出に覚えがあって驚いたわ…。
あの時は何しろキャスティング一発勝負が大技だったので、そういう意味ではまあ今回は部が悪い。むしろ美女そこか!若手育ってるのう…。あと個人的には、イベントなので出てる人が少なかったのがちょっと残念。まあ、30分しかないしあれ以上居てもだけどね。
30分は大慌てかと思ったけど、いや大慌てだったけど、同時にこんなたっぷり見れるのか、とも思えた。満足。てか何より、「ああ私この演出がこの集団が好き」と再確認だった。
ジャンルレスのフェスってことで、実際見たことないものが多くて楽しんだんですが、結果的には「ああやっぱりこれが好き」の再確認でしたんですよ。あ、作品の良し悪しじゃなくてね、私の趣味嗜好という意味でね。(…てか今日はダンス系に偏ってるよね…;)
ダンス・身体表現系か、わりとぐだっとしたネタ系が並んでたので、美味しい順番ではあったかな。でもほんと格好良かった! あ、ちなみにですが、初演は黒の洋装がポイントでしたけども今日は紋付き袴で。初見さんが多いだろう場所ならそれが確かに正解かもね。
あれ、検索避けしようと思うあまりにちゃんと書いてないな私(笑) 今日のお目当ては花組さんでしたよ。繰り返すけど海神別荘素敵だったよ。
花組さんて言うと、やっぱり歌舞伎ベースで豪華な衣装な印象があるかもだけど、こういうシンプル衣装シンプル舞台の「素」シリーズもありましてね、これもまた良いのですよ。「素」だからこその「想像力」が、これぞ演劇の力だよなあと思うのね。
作る側の「想像力」と、見る側も「想像力」。その両方が合わさった時の快感。これぞ演劇の面白さ。
鏡花ものなんて特にそうかも。あの幻想世界や異形の者をどうやって表現するかって時に、もちろん豪華な衣装とかで作るパターンもあるけど、こういうシンプルから「想像」させるやり方だと、それこそ無限に広げられるんだよねえ。
初演の時は着物ですらなかったのよ。みんな黒い洋装。それであの幻想世界をやっちゃう。それでもちゃんと見えてくるんだよねえ。
あ、もちろん豪華衣装のパターンも好きですよ。ただ、単に豪華な着物てだけじゃない、他で見れないようなデザインのが特に好きですけどね。ナイルで、チラシそのまんまの衣装で出てきた時は痺れたよね…。