行くかどうか迷ってたんですけどね。半額チケが出てたのでつい。今回単独の追加も行ってないし、次の単独も個人的に日程厳しそうだしで、ちょっと03見とかないとってなりまして。
まず初めての会場だったので、どっから入るのかうろうろしたり、よく分からずエレベーターで上がっちゃったら傘置きスルーしちゃってたらしくて置きどころに困ったり、なによりいつもと違う客層に驚いたり。演劇系でもお笑い系でもない感じなんだけど、やはり主演の方のご贔屓さんなんですかねえ。
開演前アナウンスは飯塚さんメインで、角田→豊本と、黒木さんも順に登場。「笑ってください!!」という角ちゃんと、非常灯の案内をするとよもっちゃんに、飯「普通だな」とかそんな。
…とさて本編の感想なんですがうーん。辛口なのと、ネタバレ気にせずがっつり展開書いちゃうのでと前置きしといて。
<以下ネタバレご注意> まずその。「へえぃテンポわるいYO!」
…ごめんなさいね。演出が映像畑の方でしかも初めての舞台だってことで、どうしても場の繋ぎが荒くってね…。いいんだよ、シーンが変わる時必ず暗転挟まなくても。場所や時間が飛んでも、同じ平面上でそれを続けられるのが演劇の面白いとこなんだよ。とそういう基本的なところでまず気になってしまい。暗転なーちょっと多いし長いよなー;
「テレビと舞台の融合」と言ってらしたりもするんだけど、今時、舞台で映像、普通に使いますしねえ…。平vs源のとことか、かっこよくは出来てるとは思うんですけどもね! なんか使いドコロが勿体ないいようなーー。うーん。
ストーリー的にも。1週間で何が有ったかを、1度見せたものを巻き戻して繰り返して、シーンの間の繋がりをバラしてく手法なんだけども、謎とその回収があんまりコントラスト効いてないような…。
そして何より私が一番気になるのは、ラストのリキト君の衣装、あれでいいの!!?? えーーーそこはドレス着せてあげたくないかー??
「こんどはGURUになりましょう」もあんま生きてなくて、しれっとショーに参加しちゃってるから、例えば本当にディナーショー中止って言い出して、身代わりになって!とかなんとかで皆で丸め込んでドレス着せてステージに出したら、あの振付だけは踊れて、んでお母さんはタキシード来て登場、とかさ。…いやそんな陳腐な展開ではわしのプライドが許さへんですが。
正直「あれ?これで終わり?」と思ってしまったので…勿体ないなあと。リキトくん、せっかく可愛いのに。きゃわなのに。
あ。阿久津くん、可愛らしいですねえ。趣味:女装なんだ(笑) 「普段はしますけど、そういう役は初めて」って逆だろう(笑) ダンスシーンの一生懸命さに、つい見つめちゃったわおねえさん。
んで03ですけども。うん、いいんじゃないですか! かなりコント寄りとはいえ、「演劇」の現場に馴染めている感じがしたのでたいへん嬉しいです。当然笑いどころを担っているわけですけども、意外と角ちゃんより豊もっちゃんの方が笑わせてた感じ。「…孤独死か…」←ツボったセリフ。まあポジション的に遊びやすいのは有りますわね。オネエ役は初めてってことなんだけど(あれ?世界ことわざ劇場は?とは思いつつ)、ちゃんとトヨミちゃんともまた違うんだよね。えらいよね。←贔屓目だだもらし
角ちゃんはいつもの通りの角ちゃん(笑) 「角田劇場」のシーンがここでもあって、ゲラな上に耐えないいーづかさんを笑かしにかかったりするわけですが「飯塚さん!これはあなたの産んだモンスターよ!」と思ったり(笑) 歌もがっつり1曲黒木さんとデュエット!と思ったらいーづかさんも途中から参加! ありがたいねえ、単独じゃ見られない姿だよ。(悪ふざけなら見られるかもだけどさ)
飯塚さんはなんというか、ツッコミ役になった方がいいのか役を貫いたらいいのか若干ふわふわしてるのを感じだのだけども。客席の空気が違うからその辺悩んでるんだろな。歌やダンスやラブシーン!なんかも、どうしても照れが抜けきってないよね(笑) 自分自身をもツッコミ目線で見ちゃう人はたいへんだねえ。
とそんな感じで、03のなかなか見られない姿を楽しめたり、黒木さんは美しいし、忍成くんは真面目だし、阿久津くんはきゃわだしと、役者さん方は全うしてると思うんですけどもね。演出とストーリーの面で、まだまだ何倍、何十倍も面白く出来るんじゃないの???がどうしても心に引っかかってしまったのでした。
うん。吐き出してすっきり。演劇に関してはね、もう何十年も何百も見てきてるから、理想が高いんだ。ごめんね。でも、これからもまた舞台に出て欲しいんだよ。期待してるんだよほんと。