Twitterにも書いたんですが、今回のライブで強く感じたのは「昇華と、そして、覚悟」オークラ作品も映像も曲も全部含めたライブ全体を、例のアレの件に対するみんなの想いが貫いていた。
あと、なにせ今回はネタが早く揃って、時間的余裕があったことでのクオリティへの如実な影響が。なんたってパンフが初日に間に合っている!!! …そのパンフを読むとまあ色々裏側のドキュメンタリーは感じるわけですが(笑) えっと、かくちゃんがんばれ。もっとがんばれ。
時間の余裕は幕間Vのクオリティにも直接現れて、OP曲にきちんと映像が合っている嬉しさ。(一時期マジ文字だけだったからね…) 一方、あまりVの批准が大きくなるのもどうなんだろう、というのは最近気になってるところ。ライブ全体の評価が上がるのはもちろん嬉しいことだし、そういうことが出来る「チーム」が育ったことこそが彼らの手柄でもあるんだけど、まずは純粋な03成分であるコントそのものが、堪能したい第一の部分なわけなので。
と、気になる部分はもちろんありつつ、今回も「これ!」というネタがあったのでね、以下ネタごとに。
<ネタバレご注意!がっつりネタ書いちゃうのでこれから見る方は超回避!!>●OP
あそうか今回からセットが違う。セットもどんどん豪華になるなー。スクリーンは小さめ。その範囲内で可愛い映像。
●自慢話の話
毎回好きなOPコント。タイトルへの掛け具合と、サイズ感がちょうどいいんだよねー。自慢してない自慢、大変に耳が痛い。まあでも、人は多かれ少なかれ、何かを自慢して生きているのだ。自分に酔っているのだ。
●OPソング
とそんな風に思っていたところで、どうせ誰もがみんな自分に酔っているのなら、いっそ泥酔して歌っちゃおうぜ!というこの曲に、OPから泣かされそうになった私だよ。OPはネタソング、EDで泣かせモード、ってのが定番と思ってたのに。でもちゃんとネタ具合も忘れてなくて良い。ぜんぶ雰囲気さ!
●エリアリーダー
ネタとしてはストレートかな。そこからもう1展開欲しい。パンフ読むと角ちゃん作。うむ。どんまい!
●憧れられ48手
…待って、憧れってか、後輩完全に惚れてるよね…!? てか、「憧れ」の表情の絶妙さがキモなので、豊本さんの手柄大きいでしょうこれ!
羅列ネタだけどストーリーが進んでいく…てのは好みな展開なんだけど、48って結構長い。
●トヨモトのアレ
例のアレ。を使いながら、「反省してねーだろ」と「コツ聞き出そうとしてんなよ」の2方向を並行してツッコむというプラスワンをしてるのが好印象。「お前がしてるのは反省じゃなくて後悔」は心に刺さるワード。
そしてここで登場、今回最大のキーワード「そういう奴って知ってたし」詳しくは後述。
●ニイルセン劇場
お馴染みシリーズがパワーアップして3D化!!! ほんとすごい。とんでもない。あと、反省しろ。
てゆか、地味に凄いのは飯塚さんの「うーん」のバリエーションな気がしてきた。
●ステーキハウスにて
このモンスタークレーマーめ…てなったあとの「俳優の角田さんですよね」で全てがひっくり返る瞬間がたまらない!! この先の気まずさを想像して笑っちゃう。
●MMR
48手で先出ししてたワードの回収ターン。曲とMVかわいい。(けどフルサイズなのでやっぱりちょっと長い)
個人的には、最後に後輩がまたこっそり憧れて欲しかった。
●小芝居
今回の私的ナンバーワン! お膳立てをしっかり作ることで、「演技が上手い」というただそれだけのことが面白くてしょうがなくなる。これぞシチュエーションコント。てか飯塚さんの演技がマジ上手い!「居酒屋を広く使ってる!」
そしてオチも綺麗に決まって素晴らしい。ぷちザワザワ系。ザワザワ系が出来るのは03ならではの強みだと思ってるので、もっともっと突き詰めてってほしいなあ!
フルネーム「豊本トヨミ」に対する「完全に親が手抜いてる」(笑)
●アニメ「小芝居」
…ここで、私の中での「小芝居」がゲシュタルト崩壊してしまったんですけど小芝居って何だ。あと、彼らの中での「劇団」像は、いつまでたっても何か偏っている。
●悲しい嘘
アキコきたー! 久しぶりーー。角ちゃんの身勝手キャラが女性版になるとまた違った趣が発生するので、積極的に使っていって欲しい。
両方ホント、て展開はイイねと思ったんだけど、これももう1展開ほしい感じかも。この先が見たい。
●物販ソング
ぼくたちの失敗。てか、そこどこ(笑)
●謝ろうとした日
ツッコミ役なんだけどアイドルオタクでそこが弱点て、チョロ松かよ!と思ったら緑のパーカー着てた。あと、トップス可愛いですね。私好き。インナーとのバランスさえ変えれば好みのコーデだよ! そして2.5は普通に低い。
先程でた「そういう奴」がもう一度登場。オークラさんが合わせたのか、同じことを思ってたのか。「そういう奴って知ってて、つるんでたんだから」という言葉が重いなと。ダメなとこは、叱る、弄る。けど、ダメな奴だってことは元から知ってた。だから多少のことでは、今までの関係も、これからの関係も、変わったりしないんだ。
●ED
という流れでのエンディング曲。やっぱり今回のテーマは、これからも共に進むという、覚悟だ。
結婚してもコントを作り、子作りよりもコントを作るコント馬鹿は、ダメっ子2人のやらかす全てをコントで昇華し、自分の育ててしまったモンスターたちを抱えて生きる覚悟があるのだなと。
個人的にも実は今年に入ってからちょっと色々あり、彼らを見て笑っていいのだろうかという複雑な想いがあったりしたんだけど、そういう意味でも、見に行ってよかった。本人たちと、そしてなにより奥様が、笑っていいんだと言っている。ありがとう。笑っていいんだ。