お題/95 「Future plan」
Written by.彼方 2004年02月11日(水)19:50


ビール片手にテレビを見ていると、悟空は髪もろくに拭かずに
トランクスのまま首にタオルをひっかけてリビングに来た。
チビ猿なんて呼んでたあのガキはどこに行っちまったんだか。
初めてあってからすでに数年。
俺たちに比べれば、まだガキだったこいつの成長はすさまじい。
ただのお子様だったのに・・・ねぇ・・・

「あ、悟浄。それくれよ」

お前って、言うより早く手を出すのな。
まだ未成年の癖に、おぅおぅ、、美味そうに飲むよなぁ。
口から零れた液体が日焼けした喉を伝っておちていく。

って、俺はなんで見とれてるんだよ。

やば。目が合った。


「俺、やっぱ、悟浄の事好きだぜ」


何度目かしらない発言をした悟空の顔にまたドキッとさせられる。

始めは「ただの好き」だったんかなぁ。
で、いつの間にか「1番好き」になってたよなぁ。
って、おいおい。
女がほっとかないこの悟浄様がなんでこいつごときに一瞬でもグラついちまうんだよ。
だっせーなぁ。

でも、ま、ヒカルゲンジ計画っちゅーことで、
俺様好みにしこんでみんのも悪くねーんじゃないの?

返事をしない俺にビールを返すついでにキスしてきた。
まったく、可愛いやつだぜ。
仕方がないから流されたフリをしてやった。



・ 書きビトコメント ・

 ●書けばできんぢゃん、SS!! いっつも無駄に長いからなぁ。
 ●ちょっと成長した悟空を思い浮かべてもらえたら幸いっす。

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