「空の森 〜追憶ノ棲ム館〜」
(PC) すたじおみりす(磯崎なお/青海信濃) 2004.04.02発売
雪村貴志(野島裕史) 桜庭隼人(三木眞一郎) 七瀬真央(吉野裕行) 高浜賢吾(成田 剣) 小野田征一郎(中井和哉) 岸和田章ノ輔(増谷康紀) 綾瀬川悠里(岸尾大輔)
綾瀬川章馬(柏木 元) ディオ(千葉一伸) (一条和矢)
<cut by.綾瀬>
<by.綾瀬> 引越しが片付いたらご褒美に買う!と決めてまして、考えてみたら、新居で初めて「宅配ボックス」を活用した商品がこれ、という…幸先のいい話ですね(笑)
と、感想に入る前にこのゲームに関しては語らねばならぬことがあるわけで…それはバグ。涙。
パッチも同梱されていたのですが、まずはインストールして、その上でパッチだよね、と思っていたら、そのインストールが最早できないという; インストーラーのパッチが必要って…どうなのそれ; β版出荷だとのことですが、流石にこの状況は悲しかったです。PCソフトは環境への対応が大変なのはよーーく分かるんですがね; 先に発売された「神無」より状況が後退しちゃってたのはとても残念でした…
とまあその辺のことはさておいて、プレイ感想に参りましょうか。
「嵐の中」「とある館にたどり着き」「帰る道もなく」「通信手段もなく」という、ミステリの王道のような館もの。なかなか好みのシチュエーションです。密室ミステリのように殺人事件なんてのは起こりませんが、館そのものの謎という大きな枠があり、各人攻略を進めていく内に少しづつ明らかになる様子は、うまいことワクワク感を盛り上げてくれました。「この館の人たちってもしかして…」というのは割合簡単に想像はつくのですが、最後の<食らうから“くうのもり”なんだ>というセリフが、綺麗にまとめてくたのではないかと。
ゲームシステムは、会話中の選択肢だけでなく、その人が居そうな場所を選んでいくのが目新しいところですね。フラグ管理がとてつもなさそう…とか裏側を想像するのはヤボですが、やっぱり多少、会話がかみあわないことあるんですよねえ; そこは残念。最初のうちはイベントの発生条件一生懸命メモってたんですが、途中で完全に諦めてしまいました…。しかも攻略サイトさんなど見ていると、かなりルート制限が厳しいとのこと。確かに、ある程度のEDをつぶしていくことはできるんですが、それぞれの真相ルートに入るのがとても難しくて、かなり前半でもう、自力クリアは諦めてしまいました……結局雑誌にあった攻略と、各種攻略サイトさん参考にして解きました。…ちなみに、高浜鬼畜ルートだけは何の苦労もせず一発で行けた私って一体何者ですか。
やはりこのゲームで特筆すべきは、エンディングやシーンの多彩さですよねお姉さん。(誰だ) BADENDも数種類ある、という事もありますが、各キャラにEDパターンが、幾つあったんだあれは一体?というくらい。しかも、ハッピーエンドがとても少ない。岸和田なんてどれ選んでもBADぽいもんね?ダーク好きにはたまりません。女装から触手まで、様々なシチュエーションのプレイが楽しめます。BLゲーでここまでの取り揃えはなかなかのモノなんではないでしょうか。
鬼畜モードで活躍するのは、やはりナリケン(笑) …と思ったら、岸和田も双璧をなします。増谷さんに予備知識がなかったので(失礼;)かなり驚かせていただきました。
ミキシンはなぜ貴方はいつもそう(笑)と言いたくなる遊び人な役回り。似合いすぎ。メイドさんよちは、実は購入動機の一つだったんですが(笑)かなり可愛かったです、うん! ああいう「似合うんだから着てるだけ」という女装は好きなのですよ。惜しむらくは、ダイサクにすらあった攻シーンが、よちには皆無だったこと。せっかくだからメイド攻もあればよかったのにー(とリバ好きはぼやく)
無口で渋系な中井さんは、ゾロ(注:ロロノア・ゾロ。「ワンピース」のキャラ)なんかに代表されるいつものキャラからすると意外な感じ。そんな小野田とペアでみりすが出てきたのはかなりショッキングでしたよ!(笑)<前回は勝平ちゃんとペアだったからねえ…。中井さんがあの渋声で「〜と言っているみたいだぞ」と喋りだしそうな妄想を振り払うのが大変でした(笑)
そんな中井さん受や、更にナリケン受なんていう珍しいものが見れるのも、前にも言いましたけどゲームならでは。執事受もけっこ衝撃でした。このゲーム、覗き見ルートも結構充実してるので、ほんとうにカップリングもシチュエーションも多彩でしたわー満足満足。
最後まで攻略できない深窓の令嬢(違)ダイサクは、さっきも書いたけど攻シチュがあって驚き。やっぱりゲームはいいねえ。
そして。それら多彩なキャラ&シチュの全てを受け止めてくれた野島兄に乾杯。BLCD界では弟さん(注:野島健児氏)のが目立ってる感じですが、お兄ちゃんの方が声は色っぽいと思うんですがどうですか?(ヘヴンの岩井さんも好きですのよvちなみに私は岩井×篠宮<逆!と言われます…) ゲーム中、本当に様々なシチュでご苦労様でございました&堪能させていただきましたv
じ、実は今でも、ほんのごく一部ですがBADEND系をシーンコンプしてなかったりして;攻略みながら解いてしまったことの弊害が残ってるんですが、値段に対するゲームボリュームは本当に満点な作品でございました。ほんとにシーン多いんだよ……惜しむらくはさ、シーン回想の名前が分かり憎いんだ…どれがどのシーンだか分からないの多くて、「あそこがも一度みたい!」な時にちょっと不便デス;あと覗き見ルートが回想に入ってないのもなー。なーー。
…なんていう、即物的な感想を述べたところで〆。さて。この後しばらゲームやっていないので、そろそろ新しいゲームに手を出したい所なんだけど…何にしようかなあ?
2005年04月11日(月)07:34
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