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「俺の下であがけ」
(PC) Alice Blue(AliceBlue&陣内/スズケン)  2002.12.29発売
黒崎壱哉(緑川 光) 吉岡啓一郎(森川智之) 樋口崇文(石川英郎) 清水新(阪口大助) 山口幸雄(飛田展男)

<cut by.綾瀬>
agake.jpg(21974 byte) <by.綾瀬>  実はしばらく「神無ノ鳥」をやっていたんですが、なにしろこのゲーム、一周が長くて(且つエロが少なくて)ですね;いらちな私が「とにかく早急にエロを!」な気持ちになっていきなり買ってしまいました、俺の下であがけ、です。琉宇攻略中だったけど一時中断してこちらをプレイ。
 お〜、ゲームしてる、って感じだあ!が第一感想ですね。捜索とか借金の目押しとか、一本道でないランダム要素があるので、自分でプレイしてるぜーって感じがとてもします。楽しい。期間は一ヶ月。ちょうど「王子さまLv1.5」のちっちゃ育成な感じですねーってそりゃそうかメーカーが一緒。他に比べてゲーム度は高いですが、とはいえ別に難しいほどではなくて、しかも私、ズルして攻略サイト見てしまったので目押しもサクサク。一週間で各人に一億ほど借金負わせてみたりしております。ほほほ。
 最初たどり着いたのは新受エンド。(花屋狙っていたのに途中で新興宗教にハマって失踪しやがった…)感想。いんやあ〜みろりん攻め攻めですよっ!(笑)<笑うなよ。しかも鬼畜です。受の時でもそりゃああもう強気。本人演ってて楽しかったんだろうなあーてのが目に浮かびます。わはは(だから笑うなよ)
 一通りクリアしてみて個人的に好きなシーンは、新受の風呂場のシーンとか、山口受の看護婦呼んじゃうシーンとか。山口受バッドエンドの電話のシチュも素敵な鬼畜具合でしたv 樋口の攻バッドもやるなあ社長!て思った…って、あ; 鬼畜好きバレバレな感じ…? いやいや、好きじゃ無かったらこのゲームやんないか(笑) はい。鬼畜はかなり平気です。他ゲームに比べて鬼畜度は高いみたいですが、これでも濃いとは思わなかったなあーまだまだ平気。山口ルートだと、体はすぐに蹂躙できちゃうんでその点で言うと蝋燭とか持ち出したところで大して面白くないんだけど、後半精神的責め方になって行くのがいいですよねv …って何か問題発言してる気がする…; 純愛エンドも語れよ俺;;
 話題を変えます(笑)
 オフィシャルページやケースにも書いてあった「ある意味バカ度」てば、すばらしくナイスな説明文ですね。社長御自ら借金工作に(しかも変装して)出かける黒崎ファイナンス、その中でもやっぱ最高なのは「買い物レベル3」でしょっ!! きのこイベントもどれも気が違ってて素晴らしい(笑) いやあ大笑いしました。とくに「にゃ」かな。秘書とのイベントの「牧場」も笑ったー。なんやそれ!!
 という感じで、いちいちツッコミ出すとキリがありません。借金でお買い上げで鬼畜で、なのにこの笑える具合。アリスブルーさんのソフトは、この下らなさのブレンド具合が絶妙と思います。大好きです。(開発休止は本当に残念……) 2004年08月29日(日)02:03
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「神無ノ鳥」
(PC) すたじおみりす(長野和泉/唯月 一)  2002.11.29発売
イカル(鈴村健一) 綿貫琉宇(山口勝平) ハッカン(遊佐浩二) レンジャク(緑川 光) 真部章仁(千葉進歩) 深町康哉(森川智之)
主(平川大輔) エキストラ(金田まひる/児玉さとみ/曽根内匠/原西きひろ/藤咲かおり/前川優子/松本吉朗/雪絵れな) 斑鳩(平川大輔) 紗(原西きひろ) 真部恭子(前川優子) みりす(???)

<cut by.綾瀬>
kannagi.jpg(19839 byte)
<by.綾瀬> …今、カットの日付を見て自分で自分に驚愕しました。9月て書いてありますよ、半年も放置してたのかっ!
 いやあね、その頃実生活で引越しなどありバタバタしてたので、絵だけ描いてウヤムヤになっちゃっていたようです。今更ですが、思い出してレビューをば…

 神無ノ鳥、このゲームをプレイしようと選んだ理由は、数少ないMac環境対応ソフトだから、てのも勿論なのですが、このキャストの無駄のなさがポイントだったのですよ! 以前からキャストの少ない作品が好きだと申しておりますが、登場人物6人にして、この一分のスキもないキャスティング。部長が好きなもりもり・みろり・勝平ちゃんに、彼方さんが愛するスズ、私ご贔屓の千葉ちゃん、そしてポイント高いのが、密かにお気に入りの、遊佐! どうでしょう。完璧にして無駄がありません。
 少々キャラ設定がショタ寄りなのは気になりますが、絵柄は好みです。まあ、お兄ちゃんキャラも居ますし、もりもりは眼鏡だし、ショタにも「絶対ダメ!」とかな抵抗はありませんので問題ないでしょう。きっと私は深町か真部あたりが好きだろうな〜、などと当たりをつけつつハッカンも気にしつつプレイ開始。

 す、すいません、レンジャクが可愛いんですけど!!!
 まさか生足ショタ組にハマるとは自分でも思わなんだ…。優等生だけど不器用な子ちゃんが好きなんですってばよぅ。感情表現が苦手な子だからこそ、ラストの涙が泣かせるし、カイロのシーンは本当にらぶりい! そして素敵にエロ担当!!(さすがみろり女王) まだレンジャクルート入る前から、「この子は絶対主にヤられてる…!」と呟いていたら案の定で嬉しかったのです。<どんな喜び方だ; 個人的にはやっぱり、ハッカン×レンジャクルートがお気に入りv あのシーン回想は何度見たことか…!!(※てな訳で、カットも贔屓でレンジャクメインv)

 と、少し戻って落ち着いて; プレイ順なぞる形で各ルート感想をば。
 始めのうちは、普通にプレイしてると人間組(深町・真部)にたどり着くようですね。私も1周目は深町から。眼鏡なもりもりと言うと鬼畜系を想像しがちですが(例:ヘヴン)、お湯も一人で沸かせないぽんやりとしたキャラでなかなか可愛いv でもちょっとHシーンがね…お道具持ち出すのはおねえちゃんちょと引いたヨ…琉宇の事故あった後すぐ、てのも気になったし;<これは他ルートでもありましたが。
 お目当ての一つ千葉ちゃん@真部は、ルートに入らないとほんっっっっとうに出てきません; 一番出番少ない役だったのね……。比較的男前系な喋りで、千葉×森川なんていう珍しいカップリングが楽しめるのはゲームならでは。これがあるからゲームて楽しいんだ。

 レンジャクルートは前にも書いたとおりに一番のお気に入りですv 絵柄に対して低い声使ってるなーみろり、と最初はちょっと違和感あったんですが、常闇の間のシーンで大納得。そうか!このためのキャスティングでしたか!(笑) みろりの「舐め」演技は賞賛に値します。
 カップリングでは前にも書いたとおり、ハツレンがすきですが、このシーンで特筆すべきことが一つあります「遊佐、自由すぎ!!」
 ゲームですから喘ぎセリフもテキストで表示されるわけで、みろりなんかはもぅ、素晴らしく一字一句違えず喘いでらして「なんて職人技なんだ!」と感動したのですが、遊佐はさ。「……はぁ、はぁ」程度の一行くらいしかないテキスト量のとこでも、完全無視して「3〜5倍喘いでいます!」 ページめくりのボタンでるまで時間かかるったらもう!(笑) これ以来私は「自由人遊佐」と呼ばしていただいてます。そんな貴方が大好きです。

 そんな遊佐@レンジャクはラストにしか攻略できないらしいので、先に琉宇。………長いんだよう!!! ここで一度あがけに逃げたわけですが、メインルートであるがゆえに、ストーリーも重く込み入り、またEDパターンも多くて、ただでさえ長い物語を、何度も読むハメになるわけです。…ちょっと辛かったです;
 それにつけても勝平ちゃんはあの声を一体どこから出してるんでしょう。キャスト最年長なのに、最年少の役やってるんだよ…おそるべし。みりすとの使い分けも流石だなあー、とは思うけどアレって言葉を代弁してるだけだから声質分ける必要てないのでは?と思ったりまあいいや。個人的には琉宇は攻です。あの子は絶対、知っててやってる(笑) 琉宇攻ルートの方が一個シーンも多いですしね、正しいよね、この意見!?

 最後のお楽しみはハッカン受! 遊佐受て珍しいから楽しみにしておりました。微妙にたどたどしい感じが初々しくてグー!やっぱ好きv ただ、ハッカンルートだけ話がかなり短いのが残念でしたね。まあ、設定上しょうがないですけど。
 そしてオマケの神無ノ鳥。BLゲームで男女のストーリーが、これもまたあれだけの長さで入っていることに賛否あるようですが、確かに長いなーとは思ったものの、ラストで「男同士であることの意味」をキチンと説明づけていて私的には高ポイントでした。…ラストに出てくる若い深町も可愛かったしv(笑)
 そういえばこの斑鳩役で私、平川氏初認識だったはず。(映画ホント見ない人なんで…;;) 最近では割とアニメやBLCDの方にもいらっしゃってるようなので、実は密かに今後に期待している方だったりv ああやっぱり無駄のないキャスティング。


 ゲームとしては、他のレビューでも読んでいたとおり、一周が長いのがなんともネック; 長い、というのはゲームバランス的な意味合いな訳ですが、せっかくのストーリーも、一気に読めないとテンションも持続しづらいですからねえ…。個人的に日常ほのぼのモノは好きなはずの私でも、さすがに長いと感じてしまいました。うーん。(ところでこの話、しょちゅう何か食っていて夜中に読んでると腹が空きます(笑))
 俺下の時にちょっと書きましたけど、エロもとても少なくて、これも他さんのレビューで散々読みましたが、エロなしゲームにした方が良かったんじゃないの?って。これらレビュー読んだ時には「またまた〜みんな本能に素直になりましょうよぅv」なんて思ってたんですが、実際自分でもプレイしたら全く同意でした。Hシーンがね、話から浮いちゃってるんだ;
 さっきレンジャクがエロ担当と言いましたけど、ストーリー的にHシーンに存在意義あったのレンジャクだけでしたもん…。深町あたりなんてむしろ「唐突すぎ!」思いましたし。
 ゲーム自体はごくノーマルなAVGスタイルで、いくつかのツッカエ所のぞいては特に問題なくクリアできたんですが、いかんせんバグは厳しいですねえ…; PCゲームの宿命ではあるんですが、致命的ではないものの、パッチあててもおかしい所残ってましたし、誤字脱字なんかも気になるところ。あ、あと、みろりが「常闇の間」をかなり後半まで「くらやみのま」と発音してたのがとっても気になりましたよ…誰か指摘してあげてくれよう;
 良いところは、これも沢山いわれてますが音楽! OP曲はかなり繰り返し聞きました。(音楽回想モードで、歌詞が表示されたのが、歌は歌いたい自分としてはかなりな高ポイント!)BGMがなぜリピートしないんだ?な謎はありましたが、アジアンなテイストの混じる心地よい音楽で、BGMだけでもたまに聞いたりしていますv


 …と、あらら長く語ってしましましたが; こまごまと語りたい・お気に入りポイントの多いゲームだったということです。うん。すたじおみりすさん頑張れ!期待してます!バグはもちょっとなんとかしましょう! Mac対応ゲームを出してくれるメーカーさんは貴重でもありますしね、と、そんなわけで。続いてのプレイは「空の森」……… 2005年04月07日(木)05:26
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「空の森 〜追憶ノ棲ム館〜」
(PC) すたじおみりす(磯崎なお/青海信濃)  2004.04.02発売
雪村貴志(野島裕史) 桜庭隼人(三木眞一郎) 七瀬真央(吉野裕行) 高浜賢吾(成田 剣) 小野田征一郎(中井和哉) 岸和田章ノ輔(増谷康紀) 綾瀬川悠里(岸尾大輔)
綾瀬川章馬(柏木 元) ディオ(千葉一伸) (一条和矢)

<cut by.綾瀬>
kunomori.jpg(22349 byte)
<by.綾瀬> 引越しが片付いたらご褒美に買う!と決めてまして、考えてみたら、新居で初めて「宅配ボックス」を活用した商品がこれ、という…幸先のいい話ですね(笑)

 と、感想に入る前にこのゲームに関しては語らねばならぬことがあるわけで…それはバグ。涙。
 パッチも同梱されていたのですが、まずはインストールして、その上でパッチだよね、と思っていたら、そのインストールが最早できないという; インストーラーのパッチが必要って…どうなのそれ; β版出荷だとのことですが、流石にこの状況は悲しかったです。PCソフトは環境への対応が大変なのはよーーく分かるんですがね; 先に発売された「神無」より状況が後退しちゃってたのはとても残念でした…

 とまあその辺のことはさておいて、プレイ感想に参りましょうか。
 「嵐の中」「とある館にたどり着き」「帰る道もなく」「通信手段もなく」という、ミステリの王道のような館もの。なかなか好みのシチュエーションです。密室ミステリのように殺人事件なんてのは起こりませんが、館そのものの謎という大きな枠があり、各人攻略を進めていく内に少しづつ明らかになる様子は、うまいことワクワク感を盛り上げてくれました。「この館の人たちってもしかして…」というのは割合簡単に想像はつくのですが、最後の<食らうから“くうのもり”なんだ>というセリフが、綺麗にまとめてくたのではないかと。

 ゲームシステムは、会話中の選択肢だけでなく、その人が居そうな場所を選んでいくのが目新しいところですね。フラグ管理がとてつもなさそう…とか裏側を想像するのはヤボですが、やっぱり多少、会話がかみあわないことあるんですよねえ; そこは残念。最初のうちはイベントの発生条件一生懸命メモってたんですが、途中で完全に諦めてしまいました…。しかも攻略サイトさんなど見ていると、かなりルート制限が厳しいとのこと。確かに、ある程度のEDをつぶしていくことはできるんですが、それぞれの真相ルートに入るのがとても難しくて、かなり前半でもう、自力クリアは諦めてしまいました……結局雑誌にあった攻略と、各種攻略サイトさん参考にして解きました。…ちなみに、高浜鬼畜ルートだけは何の苦労もせず一発で行けた私って一体何者ですか。

 やはりこのゲームで特筆すべきは、エンディングやシーンの多彩さですよねお姉さん。(誰だ) BADENDも数種類ある、という事もありますが、各キャラにEDパターンが、幾つあったんだあれは一体?というくらい。しかも、ハッピーエンドがとても少ない。岸和田なんてどれ選んでもBADぽいもんね?ダーク好きにはたまりません。女装から触手まで、様々なシチュエーションのプレイが楽しめます。BLゲーでここまでの取り揃えはなかなかのモノなんではないでしょうか。
 鬼畜モードで活躍するのは、やはりナリケン(笑) …と思ったら、岸和田も双璧をなします。増谷さんに予備知識がなかったので(失礼;)かなり驚かせていただきました。
 ミキシンはなぜ貴方はいつもそう(笑)と言いたくなる遊び人な役回り。似合いすぎ。メイドさんよちは、実は購入動機の一つだったんですが(笑)かなり可愛かったです、うん! ああいう「似合うんだから着てるだけ」という女装は好きなのですよ。惜しむらくは、ダイサクにすらあった攻シーンが、よちには皆無だったこと。せっかくだからメイド攻もあればよかったのにー(とリバ好きはぼやく)
 無口で渋系な中井さんは、ゾロ(注:ロロノア・ゾロ。「ワンピース」のキャラ)なんかに代表されるいつものキャラからすると意外な感じ。そんな小野田とペアでみりすが出てきたのはかなりショッキングでしたよ!(笑)<前回は勝平ちゃんとペアだったからねえ…。中井さんがあの渋声で「〜と言っているみたいだぞ」と喋りだしそうな妄想を振り払うのが大変でした(笑)
 そんな中井さん受や、更にナリケン受なんていう珍しいものが見れるのも、前にも言いましたけどゲームならでは。執事受もけっこ衝撃でした。このゲーム、覗き見ルートも結構充実してるので、ほんとうにカップリングもシチュエーションも多彩でしたわー満足満足。
 最後まで攻略できない深窓の令嬢(違)ダイサクは、さっきも書いたけど攻シチュがあって驚き。やっぱりゲームはいいねえ。
 そして。それら多彩なキャラ&シチュの全てを受け止めてくれた野島兄に乾杯。BLCD界では弟さん(注:野島健児氏)のが目立ってる感じですが、お兄ちゃんの方が声は色っぽいと思うんですがどうですか?(ヘヴンの岩井さんも好きですのよvちなみに私は岩井×篠宮<逆!と言われます…) ゲーム中、本当に様々なシチュでご苦労様でございました&堪能させていただきましたv


 じ、実は今でも、ほんのごく一部ですがBADEND系をシーンコンプしてなかったりして;攻略みながら解いてしまったことの弊害が残ってるんですが、値段に対するゲームボリュームは本当に満点な作品でございました。ほんとにシーン多いんだよ……惜しむらくはさ、シーン回想の名前が分かり憎いんだ…どれがどのシーンだか分からないの多くて、「あそこがも一度みたい!」な時にちょっと不便デス;あと覗き見ルートが回想に入ってないのもなー。なーー。
 …なんていう、即物的な感想を述べたところで〆。さて。この後しばらゲームやっていないので、そろそろ新しいゲームに手を出したい所なんだけど…何にしようかなあ? 2005年04月11日(月)07:34
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