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[ トーク03: 髑髏城の七人 ]


たいていの場合、
初めて見た作品というのは最も強く印象に残るもの。
この場合もしかり。
初演髑髏城が新感線との出会いであったこともあり、
私の中での心のナンバーワンは 今でもやっぱり「髑髏城」。

なにが好きって、
「不思議な縁(えにし)によって集まった7人の戦士」というツボな設定。
因縁絡み合うカッコイイストーリー。
なのに力いっぱいのギャグの数々。
「捨之介」という、古田新太のためにあるような絶妙なキャラ。
素晴らしい歌いッぷり踊りッぷりの 高いエンタテイメント性。
…語り出したらきりがないですな。
そしてもちろん「無界屋蘭兵衛」に出合ってしまった
記念碑的作品でもあります(爆)

あと、基本的に「和物」が好きってのも。
着物好きだし、刀好きだし、立ち回り好きだし。
例えば「スサノオ」シリーズなんかもすごくカッコよいんだけれども、
なぜか髑髏城に軍配が上がってしまうのは
もしかしたら単に着物が好きというだけの話なのかも。
男の着流しはかっこよすぎ。

あまりに好きすぎて、
再演時、勇んでビデオを購入したにも関わらず、
しばらくはビデオが見られなかったぐらい。
頭の中で、美しくイメージを作り上げてしまってるような気がして
イメージの方が大きくなっちゃってたらどうしよう。
本物見てがっかりしちゃったら…なんて考えてしまい、
半年ぐらい本気で手を付けられなかった…。
もっとも思い切って手を出して全然大丈夫なんじゃん、と分かった後は、
もう鬼のようにくり返し見てるのですが。
セリフ空で言えちゃうぐらい。
(2000.5.12)