<カンゲキキ>
花組HON-YOMI芝居「悪女クレオパトラ」
2017/03/29(Wed)
はなぐみ さんとこの リーディング の くれおぱとら を見てきたよ。相変わらず「リーディングとは何かね」という、概念を揺さぶってくる舞台だよ(笑)
20年前(え?マジ20年前??)にも見てるし、ビデオも持っているけれど、そんなにリピートはしてない…はず、という作品で、その通りストーリーとかほんっっっと全然覚えてなかったんだけど、それなのに。なんであんなに口ずさめる曲ばっかりなのか!!!
まあ、パロディ元がはっきりしてるからってのもあるとは思うけども。それにしても歌える。(流石に歌詞こそあやふやだとしても)てか、曲聞くと「ああ20年前だねえ」てなるね。だってしのらーですもの。
で。20年前と今回とは台本の構成ががっつり変わってるらしく(ビデオ引っ張り出して確認しなきゃ)、今回の方が時系列になっててわかりやすいのだとか。…なのに、やっぱりぜーーんぜん話は分かってないよ!名前がなーーーちっともなーーー;
とふと気づくのだけど、私学生時代に世界史ほとんどやってないんだよ…自由な校風だったから、日本史の好きな先生が好きな時代のとこだけ存分にやってたんだよ…カーペットに包まれてるのとかマジ習ってない……。
閑話休題。ま、いつもの通りストーリーがどうとかは最早どうでもよいので。考えるのでない、感じるのだ。金色のピカピカに目眩まされとけばいいのだ。
………「なんぼくおぺら」の時に「あれ?歌うまくなってる!?」て感じたのだけど、それが今回元戻った感があるのが残念ポイントではありますが(笑) 人数の問題かなあ。先導する人が何人かいれば、全体が引っ張り上げられるんだなあ、という。
そういう意味で、歌で頼れるのが なるや さんなので、役どころも相まって今回カッコ良さ2割増し。あ、ビジュアルで言うと、今回の なにがしや さんの髪型は大変似合っていてよろしいと思います。あと、スーツ。私スーツ萌えはない人なんだけど、ちょっとぐっと来た。マントとの落差かしら。
んで、だ。ストーリーのことなんてほんっとうに覚えてなくて、「あの役前回誰やってたんだっけ?」と半分ぐらい思い出せない中。「いよや × ごろうや」だったことだけはバッッッチリ覚えていたので、腐の面目躍如というものでございましょう。
今回そこの担当は いとめや さん。…ここ数年、腐対応は彼が一手に引き受けてる感があるけれども。途中、本役じゃないところで侍女をやってる時に、1人座り姿が完璧なる女子で、相変わらず見事なジェンダーの中間点に立っているなこの人はと思いましたり。
男ばっかの劇団ですけども、女形さんが居て役柄上は男女の物語になるわけなので、ズバリ腐的な展開になるのは実はレアケースなんだよ。
(ズバリ腐じゃない展開だろうところを、勝手に腐に解釈するのが腐という生き物ですけどな………!)
ビデオ……20年前のビデオ……どこに仕舞いましたかね………。