私が月曜にラジオ聞いてない時は、遅くまで仕事場に居るか、劇場に居るかのどちらかである。……って書くとなんかカッコ良さそうかなって書いてみたけど、要するに芝居見てきたよって話です。
コクーンの殺風景。いやー面白かった。面白かったっていうと語弊があるかもしれないけど、どこにも救いの無い話でとても面白かった。
以下、展開にふんわり触れますのでネタバレ注意と前置きしておいて。劇中の刑事がそうであった通り、作劇としても、人間の心理としても、やっぱりそこに「理由」を求めたくなる訳です。でも、それが無いことでの、絶望。「バカは死ななきゃ治らない」っていう言葉の重さ。
客席にはやっぱり若い女の子さんが多くって、そこそこの値段のお芝居見に来てるぐらいだからある程度生活に余裕もあるだろうし、そもそも主役さんは今を煌めくアイドルでもある。そしてもちろん私自身としても、作中の登場人物たちの心理や環境には、全く重なる部分が無いのです。
そこに、「死ななきゃ治らないバカ」な人生というものが存在しうる、という残酷さを見せつけられる訳で、これはもうなかなかにヘビーな題材。
おそらくGWで遠くから舞台見に来たんだろうなあっていう、カート引いた若い子ちゃんも居て、彼女たちがどういう風にこの物語を見ただろうかねえ、と、
聖子さんのこの記事に頷きつつ。
あ。ヘビーな題材だけど、思ったより笑いも有って。そこは大倉さんが流石よねー抜群よねー。たぶん、大倉さんが居ると居ないとで全然違ってくるこの話。
実在の事件が元になってるとのことなので、ちょっとその辺もこの後調べてみたいところ。あと、題材的に、万獣見たくなったというか、やっぱ見とけばよかったかーっていう後悔。WOWOWさんに期待していい…?