さてメタマク(って略すの?)感想編です。
近ごろの演劇界は「シェークスピアがいなかったら(by蜷川版天保十二年)」状態でそればっかりですけども、気づいてみたらマクベスて見たことないかも私。と言うわけで、基礎知識は尾瀬の幕兵衛だけ、という大変偏った状態で観劇スタート。あ、ちなみにこの人また、家から30分強で着くからって油断してて、席に着いた途端にディフェンダーというギリギリセーフの直前着。歌詞カードももらい損ねましたよまったく(※後で貰いました) なので本当に予備知識Oでゴーです。
<以下バレ注意> 想像よりはクドカン成分あったなーと言うのが第一の感想。過去話のとこはもとより、ミキハウスとかもクドカンのセンスっぽい(原典も読んでないからあくまで想像ですけどね)。言葉の選び方とかも、かずきさんは違うなあ、と思うところがいくつかあった。「クドカンがマクベスを書く」の意味はちゃんとあったな、って感じしました。
でも後半は結構原典どおりではないのでしょうかね?ってよく知らないままの発言ですが。……あのね。今回の客演陣の皆さん、内野さんも松さんも、元々は特に好きという訳でもない(すいません)方だったんですが、見てて「あー二人とも演技うまいなー」て思わせる力量を感じたんです。なんだけど。それだけに逆に時々「えっと……私は新感線見に来たんで合ってるんだよね?」と思ってしまう瞬間があったのですよ;
後半が特にそうで、ストーリー的にどうしてもマクベス&マクベス婦人の登場シーンが多くって、お二人すげーなーと思いつつも「あれ…?私が見たかったのって何なんだっけか??」と意識の端っこ数%が言ってるんです。なんかね; せっかくある過去設定を、ラスト近くでももっと見たかったのかも。
とはいえ、シェイクスピア物であることや、マクベスという素材にも、思ったより抵抗ナシでした。パンフでクドカン曰くの「思い入れナシ」が、私みたいなタイプには有難かったみたいです。(にしたって、最近の演劇界シェイクスピア頼りすぎだよ…;)
っと、まじめな感想は以上ーー。以下またくだらない感想を箇条書きします〜〜
・映像技術がすごいことになってたよ。なんだあのモニター。
・上手の端っこ舞台下に、見切れ用モニターがついてた!! もしかして荒神の反省を生かしてますか生かしてますかびっくりした。
・役名のお遊びは、ロックに全く詳しくないのでちーーとも気づきませんでした;
・森山未来くんがぴょんぴょん飛び跳ねてると幸せになるよお姉さんは。あの楽しそうな踊りっぷりにトキメキまくりです。(BOY'S TIME見に行った時に、「あの元気にわちゃわちゃ飛び跳ね踊りまくってる可愛い子はだあれ!」と客席のお姉さまたちを一気に鷲掴みにしたこと、今でも忘れない) DVDには七光り三度笠もつけるべきだよアレ!!
・松さんて演技上手いんだなあって、今回ホントしみじみ思った。
・上条さん歌声迫力だ!ステキだ!!
・北村さんてヤラれ姿が似合うなあー(笑)
・内野さん意外にロックお似合いでした。
・でもね。冒頭出てきたときの歌と衣装を遠くから見ていて、「なんでこの場に橋本さとしがいないのか!」って本気で思いましたよあたしゃ。
・オープニングの3人組がなんとも幸せになる布陣v あの3人で歌われると「おー新感線が始まるぞー!」て思えますなあ。
・じゅんさんはどうしてそう男が好きなのか(笑) そして相変わらずのプリティキャラv ソロ曲がらしくて好きでした。
・聖子さんもったいないーー衣装すごくスゴクかわいかったけどーーもっと見たいーー歌ってーーーー!!(未亡人の歌だけ? ってこの曲も歌詞カード載ってるんだね(笑))
・あ、途中で出てきた赤ロングコートの司さんが素敵でしたv 司さん好きなんだってば。
・そういえばドラム叩いてるとこ、ちゃんと見たのは初めてかも(ゴロおま覚えてないもん!ドナ研行ってないもん!) 意外に男前な迫力ドラマーでらして。
・てか、……太った?? ほ、ほら今回衣装的に肌見せる部分が多かったからあのそのちょっと動揺。
・ナンプラーは脇でくだらんことやり放題ですので見逃さないようにv じゅんさんのお尻隠してあげてるのが可愛かったです(笑) バンドの中の癒し系キャラですナンプラーは。
・それにしてもメタルマクベスの曲は頭ぐるぐるしますなあ!(笑) プロモの2曲、頭の中でエンドレスでなってますよ。わはは。
・あ、CD買ってないや。次行ったとき買おうかな。
実は次は今月末で、それで終わり、なんですよ今回。……6月に入ってからの後半チケが取れなかったのよう……見たいよ後半戦……と思わずヤフオクなどチェックしている自分がいて、危険、です;
ってかさ、「朧の森に棲む鬼」のチラシ入ってましたが、新感線の次回公演がコレってことでいいんですかね??? また次半年後?? 今年1本しかないのっ? えええーーっ;;