見てきました。まず最初に自慢していい?
橋本兄弟のやっていた漫才、ネタが中川家っぽいなー、と思ってたら本当に中川家だった! なんだよ自分その無駄な見る目(苦笑) 書き下ろしのネタじゃないのかな。見たことあったのかな私あのネタ。
<さて以下感想文は折りたたみます。ネタバレ注意!!!> えっと…ごめんなさい私的には「あんまり怖くなかった」
作が福島さんだと思うと、「これのどこまでを福島さんが???」と悩めるくらいには悪意が散りばまってますが、個人的には何故かほとんど怖くなかったのです。血みどろや驚かしの演出もそれほどじゃなかった、よね?
その原因を考えてみたら…悪意の元が理解できるからかなと思いました。たとえば嫉妬だったり、たとえば復讐だったり、それぞれの根っこは違うし、そこから何でそっちへ持ってっちゃうんだよ!という気持ち悪さはあるんだけど、それでも、一つ一つの悪意には納得が出来ちゃったんです。
そこが福島さんワールドなんだろな、とは思うんですが、例えばハムスターの使い方とか去年みたラストショウなんかを思い出すところかと思うんですが、長塚作品のような「理不尽な悪意」「見えない意図・思考」が無かったのです、私的には。
特に鈴木!! もうさーーーアキラが出てくると目が違うんだもの! 後半はかなり彼の目線に同化して見てしまってて、ラスト近く、私実はかなり笑顔で見てました。もうね、そこはさすが境雅人と言いたい。<喜怒哀楽を全て笑顔で表現>する彼だからこそ(笑) その表情に説得力があるんだ。つられちゃうんだ。
そしてもちろん、他の4人もそれぞれ流石の存在感。てゆうか、潤さん上手いなああああ!! ちょっとびっくりした。あの山内圭哉や八嶋智人ですら薄く見えてしまうぐらい、今回潤さんに目が行きました。あんなに上手かったっけ潤さんて、という感じ。特に現代での「壊れた」芝居がすごすぎる。
そしてさとし!! ああもぅ、悪の迫力があんなに出せるようになって……(感涙) でもやっぱり、潤さんとネタやってるとこが何より幸せでした。めっちゃ目が楽しそうなんだもん。カーテンコールで潤さんに手を引っ張ってもらったり、目を合わせたりのコミュニケーションさえ幸せに思える。途中の「今お前は調子に乗ってるだけやねん」みたいな展開とかも、とにかく10年の歳月を勝手に重ねて見てしまって、無駄に感慨深くなってしまうのですよ。
というわけで個人的には、なにしろキャスト・企画がゴージャスであるが故に「もっともっと!」を望んでしまう贅沢心があったりもしましたが、それでもきっと、DVD出たら買っちゃうんだろうなあ、というくらいには楽しい時間を過ごさせていただきましたです。
ってあともう一個言っとかなきゃ。アレですよアレ、パンフ! なにアレ!! 誰ですかあの人選したひと!!一体何のつもりなのよっ!!!