あー。7000回猫も見に行ったんですけどもね。他にもこちょこちょ芝居見てたり一応仕事もしてたりでニッキが滞り;; こないだ開き時間に書いてた分だけ感想アップしておこうー。
<「A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM 〜THEじゃなくてAなのが素敵〜」> うーん、G2プロデュースでシェイクスピアをやる意味って何なんでしょうね、と思ってしまいました; どうなんでしょう。翻訳にこだわるとか、チラシなどで読んでた情報から想像してたものは、もっと荒唐無稽に骨組みを崩してしまう夏夢だったんですが、あれれ?意外にというか、ほとんどきっちり原典どおりなんじゃあ……??
今まで自分て夏夢を何回みてるんだろうなー、なんてことを見ながら考えてしまったんですが、要するに何がいいたいかというと、もうすっかり展開を覚えちゃってるんだなあ、ということです。大まかな枠組みでなく、この後この二人のシーンだよね、みたいな、割と細かいシーン展開まで覚えちゃってた自分に驚愕です。そして、その分かっている展開から外れていかないのがこれが。もちろん、セリフまで把握してるわけじゃないから、細かく見れば「そんな風に!」があるのかもですし、もっともっと沢山見ていれば逆に、違いが楽しめるのかもしれません。けど、中途半端に芝居を見てる自分ぐらいの、中途半端な視点では、G2プロデュースでこれをやる意味までは見つけられなかったんですよ…。古典は古典としての面白みがあって、それに挑戦することの意味ももちろん分かるんですが、「プロデュース」公演でチャレンジすることなのかどうかがどうにもこうにも…;
えーい、真面目じゃない方の感想いっとこうー! 新谷さんがかわいかったー、シンシンが思い出されてなりませんでしたアルよ(笑) あと、神田沙也加ちゃんの体当たりっぷりが可愛らしい。藤田さんはもったいないなーもっと見たいなあ、菜月チョビさん、像が私の中で固まらないまま;鹿殺し見ないとダメなんかなこれは。コングさんすーてーきー。コングさんにもっともっと歌ってほしいくらいだー。この日はパックに「白熊!」と言われてましたが(笑) パックの咲酒屋さん、意外と?身が軽いのが見所でしたね、歌はちゃんと聴きたかったな。
あ、あと最後にコレだけ言わせてください。「誰か山内圭哉を止めた方がいいと思う」いろんな意味でね(笑)
<「混じりあうこと、消えること」> 相変わらずの誘われ観劇。自分チョイスだったらまず間違いなく範囲外のタイトルだったので、敢えてのってみました。
………面白かった。
五反田団、見たことないんですが、普段からこういう作風なんでしょうかー。始めから終わりまで、ずーーーっと視界が開けてこない展開。最初のうちは「これは最後に答え合わせ(といいますか)があるのかないのか」が自分の中でのテーマでした。が、結局のところ、終わりまで回答はやってこないまま。
水の底って?月って何?混じるってどういうこと?母親の話は本当に嘘なの?この4人の関係は一体……?? 全てにおいて解釈のしようはいくらでもあって、自分の見方が合っているのか間違ってるのかなんて一つも分からない、いやそもそも正しい解釈なんて存在してないのかもしれない、という、ある意味ではすごく不親切な本です。なんですけど。
何故だかなー。最後のほう、なんか泣けてきたんですよ、私。自分の中で「これはきっとこういう話なんだ」なんていうはっきりした解釈ができたわけではなく、むしろ何一つ分からないままなのに、なぜか「泣けてくる」本当の意味で「感情が動かされる」だった感じでした。不思議な体験。
………見てない人には何が何やらですねこれ; てかきっと、見た人にも???でしょうけども。ってか、自分でも何一つ分かってないんですけども。