ご縁でチケットをいただきまして、母親連れて見に行ってきました。おすましでSHOW、長年チラシは見ていて気になってた作品です。アプルの夏って言えば、コサキンのイメージありますよねぇ。アプル最後の年に見に行けて良かった。
<以下ネタバレご注意> 行く前に周りから「頑張れ」とさんざん言われていて、「???」となってたんですが、つまりは「長いよ」ということらしく。見てみたら成程、存分にアドリブで繋いでいく構成だからなんですね。1幕のコント芝居だけで2時間超。休憩挟んでライブがあって、「今日はスムーズ」と言ってましたが、それでも終演は11時。ほへー、こんなことになってたのか。
とはいえ、がっはがっは笑って見てるので、特に時間は感じません。とにかく小堺さんの「笑わせたい!」気持ちがすごく伝わってくる。笑いの基本は正に欽ちゃんな感じですね、繰り返しのネタっていうか、追いつめて追いつめて出てくる笑いを引き出すっていうか。ネタとしても、とてもベーシックなやり方だと思うんだけど、それが、あまりにも繰り返されると笑ってしまう。長くやってる人たちの間っていうのもやっぱり上手い。しかも、間あいだに歌やら踊りやらタップやらマジックやらが入って、それが個人的にツボでね。
ストーリーらしきものはほとんどないし、オチらしいオチもまとめもない。とにかく、シチュエーションだけあって、シーンシーンでどう笑いを取るか、って事だけなので、あくまでこれは芝居じゃなくてお笑いなんだけど、いやむしろ「エンターテイメント」だなと。んでもって、やっぱ好きなんですよ私は、エンターテイメントってやつが。流石、長く続いてるだけあるなあー。今回は貰ったチケットだったんだけど、今度はちゃんと見に行きたいなと思えました。あ、ちなみに来年はグローブ座だそうですよ。
ストーリーの舞台がね。まもなく取り壊されてしまう「ホテル アプル」 そう、アプルな訳です。おすましももう、20年以上ここでやってらっしゃるそうで、途中途中でそういうネタが入るものだから、時々すごくしんみりしてしまう自分がいて。アプル…色々思い出があるよ; また今度その辺は書いてみたいかも。
急に話は飛びますが。1幕ラストが、そのホテルにやってきた新婚夫婦の奥さんの方が、昔の同級生にたまたま会ってしまい、「これからは彼と暮らしていくわ、ごめんなさい」という展開。で、去っていく二人、のところに、一人戻ってくる彼女。元旦那に、指輪を返して、そして立ち去る。というシーンでした。……オペラ座?って思う訳ですよ、ミュージカルマニアとしては。と思ってたら、2幕のフリートークで、「みんなでNYへいつも行くんですが、そこでオペラ座を見て」と。合ってました(笑) その話には続きがあり、その奥さん役をやってた伽代子さん(ああ電波少年のレッドの人か!)が、客席にいても心の声が本当の声になってしまうタイプだそうで、そのオペラ座ラストの一番泣くところで「うううーーーー」と会場に響く声をだしてしまったそうで。……うっひゃーーーそれは大事件っ!!(笑) 「いつも穏やかな成くんがあの時ばかりは怒ってたもんね」そりゃ怒るわー。で、そのシーンをそのままラストに使ったんだそうです。あはははは。
…ところで。
あさりど萌えを拾ってきてしまったんですがどうしましょう。あんなに「出来ない子」と「出来る子」のコンビだったなんて……。あさりどのちゃんとしたネタって見たことあったかしら?という程度の知識度でしたが、しまった、堀×成でひとつ……。1幕ラスト、帽子を脚でキャッチ出来てなかったのを私は見逃してないよ堀くん!(笑) てか、二人とも可愛いよほんと…年はかわんないハズなんだけどなあ。ダンスパートで成くん一人女子パートを踊ってたのも見逃してないぜっ!(笑)