見てきましたー。短編オムニバス公演のラスト、ナミギン、グリング、ラッパ屋の回でした。タナボタ譲り受けチケットなのに、かなりどセンターの良い席で申し訳ないことしきり、でも有り難う!なんてラッキー。
<以下感想文おりたたみ> 一番見たかったのはナミギンなんですが(だってもう何年やってない?)チケット持ってモギリの列に並んだら、まず渡されたのは小さなプリント。「本日、出演者の体調不良により、泪目銀座公演はリーディング形式で上演いたします」ななななんですってえええ!?! 払い戻しについても書いてありますが、だってそんな、見たいもの、できないよそんなの、と思いながら複雑な気持ちのまま開演。しょっぱなからナミギンです。
おかやまさんと村田さんが椅子に座ったまま台本読む、まさにリーディングの形。この時点でまだ見てる我々は、何方がどうしたのか分かってません。あああ、楽日にこんなことって…と思いながら見ていると。菊地さん、森若さん、桂さん、というお馴染みナミギンメンバーさんたちのオモチャチームは、ちゃんと動き有りでやってくださってます。てことはお二人のどちらかなんだ…と、最終的には村田さんだけが椅子に座ったままで。周りは居る体で進めたり、最後は結局村田さんも台本追うのはやめて、周りも直接話しかける形になりました。ということで、だんだんこっちもストーリーに集中することができてきました。となると、話もいつものナミギンな訳ですよ。不器用な人たちが精一杯生きる姿にこっちは涙する訳ですよ。
ちなみに2本目のグリングが病院の設定だったので、その冒頭でおかやまさんと、松葉杖もった村田さんが登場して「昨日いきなりアキレス腱切れちゃってさあ!」と軽い事情説明をしてくれました。そ、それはそれは……;; 「有る意味レア」とはカーテンコールでの弁。最初は一体何があって、そしてどうなってしまうか心配でしたが、とりあえずは安心いたしました。いや状況は安心出来ませんけどね、心持ちとして。プリントでもっと詳しく書いてくれてればいっそ良かったのにー、とも思ったり。
ハプニングの解説で長くなってしまいましたが、もうちょっと感想を述べるならば。関西弁の桂さんいいよねーすごい好き。菊地さんはどうしていつもあんなにズルいのか(笑) 森若さん、かわいーかわいーー!!歌も素敵だったなあー。小林さんは、デカイ、色んな意味で(笑)
ボロンゾさんは、あれは日替わりゲスト枠なのかな? 相島さんでしたよ、わあ豪華。そのつながりか、カーテンコールには三谷さんもちょこっと顔出されてました。あーサンシャインボーイズも見たかったなああ;チケット取れるかっつの。てか、「次回公演 リア玉」の設定まだちゃんと生きてるんですね(笑)
グリングは見るのお初です。青木さんの脚本はIZOがありますけどね。…うーん、この短編だけでは芸風が掴めない…。あ、途中で甥っ子が叔父さんに熱烈告白しだしたのには驚きましたね!<その説明は多分間違っている
最後はラッパ屋、おかやまさん大活躍ですよ。ラッパ屋とナミギンは、かなりニアリーではあるんですが、でもちゃんと色が違うんだよなあ。ラッパ屋の方がこう、現実に近い感じ?ナミギンはもうちょっと夢の世界的な可愛さがある気がする。個人的にはナミギンのが若干好きなんですが、でもラッパ屋もいいよなあ、流石の安定感。最後、泣かせるもんなあ……!
そうそう、帰り道で「三鴨さんが愛人で…」という言葉が聞こえてきたんですが、そういう配役の回もあったんでしょうか、あーそっちもいいなー。あ、今日の名言「こういう時女はみんな親戚のおばちゃんになるのよ!」
カーテンコールでは、この企画の首謀者、ということで鈴木聡さんと福島さんも舞台に登場。コメントを求められて「…漫才とかできないよ?」という福島さんに笑。
拍手も鳴りやまないけれど、出演の方々もすごく盛り上がってて、最後村田さんが「これ以上喋ると号泣しちゃうんで」と〆。…ああTOPS、無くなっちゃうんだね……(涙) TOPSって「当たり小屋」のイメージがありましたよね? 小さいけれど、良質なものがかかってる、みたいな。アプルもないしTOPSもなくなって、新宿がどんどん寂しくなりますなあ……;