わーやっと繋がったー; せっかく「感想書かせろ!」な気持ちになってるところにサーバー落ちるのはやーめーてー(涙)
ということでもとい。猫楽にも行かず、自由劇場に行って来ました。(猫は今日のためだけにレーザー仕込んだんですかアレ) …いいんだもーん、半年待てば横浜行けるもーん。負け惜しみじゃないもーん。…いやまじで。<だってこの人延長分とってないんだぜ?
さて春のめざめです。
<以下ネタバレご注意!! しかもけっこう腐。> まず率直な感想から言っていい? 「あれ?全員それぞれの悩みが出てくるわけじゃないんだ?」わりと空気なキャラがいるんですね…「色々な若者の生き方をお目にかけよう」な話だとばかり思ってたのですごく意外だったのです。群像を描きながらも、もちろんメインとしてはメルヒオール&ベンドラの所に収束してくんでしょう、とは思ってましたが、マルタとか特に、振りはあったのに展開させないんですね、ほほぅ。そして意外にもさわやか(?)なまとめ。もっと若者達の閉塞感で溢れた、やるせない終わり方になるのかと勝手に思っちゃってまして。ラスト近く「これはロミジュリ展開なのっ??」と思ったらそうでもなく。2幕盛り上がりのあの曲で終わるぐらいのイメージでした。
まあ、全ては前知識を入れないで見たい派な私の勝手な思いこみなんですけどね。でも意外だったのさ…。だし、マルタもそうだけど、ゲオルグやオットーがどういうキャラか分からないまま終わってしまって勿体ないなあと。(テーアとアンナに至ってはホントに何も個性掴めずです…)てゆうか
ハンシェン何考えてんだかさっぱ分かんねええ!!
すいません興奮しました。ハンシェンが何考えてエルンストに手出して、エルンストも何が決め手で落ちたのか分からんかったんだよー。見る前、漠然とエルンストが一方的にハンシェンの事好きなのかなーと思ってたんですが、わりと初っぱなからハンシェンが誘ってて軽く混乱。色々回りくどく言ってはいたけどさ、単にヤりたかっただけなのかハンシェン?で目の前に居たうるうるお目目ちゃんに手だしただけ?? どういう流れであのシーンで、その後二人はどうなっていくのか。前後にほとんど説明なく、このシーンだけポツンと唐突なんだよね。色々気になりすぎだよ!突き詰めようよそこ! エル×ハンなのかハン×エルなのかも分かんないじゃないか!!!…すいませんまた興奮が(笑) 演出的にはハン×エルと言いたいんだとは思いますが、ハンシェンも大概受くさい(え?)ので注意が必要です(何の?)。しかしあの獲物を狙う蛇のような目つきは得難いビジュアルだ一和くん。個人的にはエルンスト、というか竹内さん好み方向でございますああそうさひょろ長い子が好きさ、稽古場でのふわふわ髪型のが可愛いのに…<そこは演出だから諦めなさい。キャラとしてはちょっと乙女に作りすぎかなあ、と思わなくもないんですが、そこもまあ演出でしょうか。身長あるのに声高いからかなあ。この辺は伊藤君だとどういう感じになるのか気になるところです。
…ああこのカップルばかり気にしすぎだ俺!(笑)
一番「おおお」と思った所と言えば、何と言ってもイルゼです。金平さん良かった! 「え?なんでイルゼはカテコでこんな端?もっと中央に居るべき役でしょこれっ」と思ったぐらい。一番泣かされたのも、モリッツが送ってくれなかった所ですよ、ばかモリッツー!!…うん、バカなのでしょうがないんだけども。ちなみに次点はマルタとイルゼの曲。金平さんと言えば、ジェリロの中では割と幼い感じのイメージがあったんですが(一緒に見た久保田バブちゃんとの対比とかもあったと思います)、一人異質な所にいるセクシー枠をこなしてらして驚きました。歌がお上手なのは分かってましたが、その上に見事に感情が乗っていて。ほんといちいち泣かされます。公式ブログの好きな曲のコメント「全てがむくわれた気がするから」というのがまた……(泣)
男子チームではモリッツが重要ポジションな訳ですが、うーん個人的には厂原さんVer.が見てみたいかな。後半の爆発っぷりが似合いそうな感じなので。ただ、「メルヒ、メルヒー」と付いて歩くようなお馬鹿さんキャラは可愛らしかったので、そことの両立が難しいってことでしょうかね。
主役のお二人。林ベンドラ、まっすぐ響く高音が綺麗で好きです。演技もすごくピュアな感じで好感。柿澤メルヒオール。どうにもアンジャッシュ渡部さんに見えて仕方なかったんですが(笑) 見目も重要な役どころだと思うのでハマってます。ファルセットなパートも歌いこなしてらして。
志村さんの迫力や、中野さんのどこかチャーミングな感じが、全体の空気をまとめてくれる部分。大人の役はやってて楽しそうだなあ。ダンスもかわいいですv あ。大人の役って、出番的・演出的に色々兼ねるのは分かるんですが、「子供達から見れば、どんな大人もすべて同じような存在」みたいな深読みも出来るのかなあとも思ったり。
開幕前に一番の心配どころだったのはやはり、四季で若者の叫びな迫力が出せるのかどうか、だった訳ですが、ええ、想像してたより随分に良かったです。やっぱ生で見ると違うですね。2幕の盛り上がり曲は素直に拍手できました。良かった。
ステージシート(&アンサンブル)もそうやって使うのかーって感じでした。こういう演出好きです。(ト遊民社の半神を思い出す) 1幕ラストのセットは、分かりやすく「さあドキドキしろ」なんですが、分かっててもまんまと「ドキドキ」させられたし。マイクの使い方も、内に秘める感情の表現として分かりやすい。胸ポケットからスッと出してくるのカッコいいな。…ハンドマイクとスタンドマイクには違う意味合いがあるのかなあ、とは漠然と疑問に思ったこと。衣装はシンプルですが、イルゼの最後のワンピース可愛かったなー。あと、皆さんほぼメイクなしすっぴんですかね?
曲は、もっと全編ロックな感じかと思ったら、意外とハーモニーを聞かせるのが多いんですね。でも一番好きなのはMY JUNKかな、かわいいですよねーキュンv …が、その真ん中で何やっとんねんハンシェンて話ですが(笑) このメロディーにそのシーンだったんかーい。(ちなみにピアノレッスンチームは、私の位置からちょうど死角でほとんど見えておりませんです;)
ところで、公式の出演者情報を見ると、昨日とアンサンブルが違うようです。今日は、伊藤・玉井、岸本・浦壁 の4人さんでした。これはいい感じだなー。皆さんまんべんなく、どんどん出してくべきなんじゃないかと感じてます。むしろメインキャストも週替わりとかでいいんじゃないかな。ぐらいな。AチームBチーム有るそうですし。
あともう一つ書いとこ。私は今日1階前方のA席端で見てたんですが、中央の演技エリアには問題ないんですが、ステージシートを使った演出が半分がっつり見えないのでご注意です。ま、反対側を見とけばいい話なんで問題はないですけどね、上手は梯子?の所がほぼ見えない分若干ハンデ。ただし1個内側だった妹は一応見えてたそうです、と気になる方がもし居れば、ぐらいな気持ちでメモ。