つー訳で初日見てきました。
<以下ネタバレご注意> だって境雅人がさあ!……いいから落ち着け自分。しっかし美味しい役すぎました。ズルいズルいよあの曖昧な笑顔男! 今まで見たことのある彼の役の中で一番ツボでした。パンフにはレクター博士みたいな、という言葉がありましたね、心底何考えてんのか分からない、笑顔で人を斬りまくる男。似合わない訳がない、万を時して持ってきた究極の宛て書き、ですよ。くーっ!!
「昔体育の成績で2を取ったことがある」とカーテンコールで告白されてましたが、(カテコになるとツッコミ性分が存分に発揮される上川さんも相変わらず流石ですv<「境君が一言申し上げたいそうですー」と無茶ぶり)あの設定だからこそ、涼しい顔でエネルギー少なくサクサク殺す姿がむしろ良い訳で。
普段だと、劇団員の皆さんが退場してしまった後はやっぱりどうしても「あー」な気持ちで見てしまうんですが、今回は彼のお陰で最後まで楽しく(笑) サジはもうアレ裏の主役ですよね。彼がどういう時代をくぐりぬけて来たのか、最後にどういう心中に至ったのか、妄想しがいが有りすぎます。…って今パンフ読み返して気づいたけど、役名が「サジ」じゃなくて「サジと名乗る男」なんだね、深いね…
うっかりするとサジの事ばかり考えてしまいますが、今回眼鏡さんもかなり美味しいと思われます。特に冒頭の船。なんだあのパラダイス船(笑) 調部の早期退場が惜しまれますが、今回はずっと山内さんとペアなのが素晴らしい。出番も割と多いですし、衣装替えも多いネー。髪型もころころ変わるよv 最初のポニーテール、中盤のストレートヘアで前に一房結わえてたのも可愛いんですが、捕まったとこの後ろ一つ結びもいいな。あ、私今日三階席でして細かいディテールは分かってませんのでその辺はごめんなさい; 前髪チラシみたいに斜めになってたのかしら??
↓一応ちょいと描いときました。
何のツールで描いてんだよ!というのは置いといて。やっぱ冒頭が好きみたいだ。
そうそう、早乙女太一君も可愛かったです。「男なのっ?」が今までで一番生きた配役じゃなかろうか。彼の過去も色々気になりますねえ。つか太一くんは平成生まれなのか…1991年て、初演髑髏城の年ですよ。ひえー。
あとはー。私が一番拍手したのは聖子さんのセクシー衣装な決めシーン。ちっちゃいカナコさんがひょいと背負われたとこは萌えポイントだと思う。それと、大王とサジのシーンがなにげに良いシーンだったと思うんですがどうか。今回の右近さん、いつになく気弱そうな役作りで良かったです。