見てきた。いい具合に前回見た時とキャストが違って面白かった。
キャストが違うと全然見え方って変わるよね! 大きな文字で書いといてみた。
<以下感想文〜> 本当にいい具合にメイン3人が入れ替わっていて嬉しかったのです。ウィキッドどんだけ同じキャストだったことか。当たり前ではあるんだけど、でもそれ以上に、本当に全然違うものでした。特にラダメス。比べてしまう言い方になりそうで危険ではあるんですが、なんて言うかね、ラダメスの考えていることがすごく分かって、彼の行動が一本に繋がったんですよ、今日やっと。
前回は初見だったので、そういうハンデはあるかと思います。が、例えば妹曰く「圧倒的にアイーダの物語だと思っていたが、今日見て、いややっぱりラダメスの物語でもあった」という感じ、今日はとにかくラダメスが格好良かった…! 単純に見栄えする体躯というのもあると思うんですよ、背が高いだけでも迫力は違う。そりゃ
片山さんも隠れるさ。最初のあたりの将軍ぽさは言うにおよばず、特に「俺の背中を洗え」のシーンのエロいこと。あれは良いシーンだ。そして、そんな将軍が徐々にアイーダに魅かれて行く様、悩み、葛藤する心の動きがいちいち伝わってくるんだこれが。「あー、そういうことだったんだ」と腑に落ちたシーンが本当に多かったんです。なんとなく阿久津さんだと、冒頭の自信にあふれた将軍のまま進みそうな勝手なイメージを持っていたのが、想像以上に悩み苦しむ姿が表現されてて、おー、となりました。最後の悩みつつをずっと歌えない姿がまた深いや。(渡辺さんの方が全体的に楽天的な感じでした)とにかくもう、「こりゃ文句もつけられんわ」流石ですオリキャスは。音域もばっちりで歌に何の心配もなく。
そして、光川さんも良かったー。ドリーミングの時に「なんだあの美人で歌もうまくて日本語も上手な人は!」とひとしきり驚いていたので(LKほとんど見ないもので知らないのよ…)アムネリスと聞いて「なるほど!」と納得、実際見ても想像どおりに似合っていました。おしゃれ〜は迫力のまま歌いきって、真実を〜では震える歌声が泣かせます。それにしてもアムネはなんであそこまで…(涙)
樋口アイーダは、濱田さんとこちらもキャラが違っていて、やんちゃな少女の部分が強くでるタイプ。濱田さんは初っぱなからどこか王族の気品を持っていて、アイーダという役はその二面性を併せ持つ役だってことですね。どっちに寄るかという部分なので、やはり違いを見るという意味では面白い。
あと、メレブが今回は有賀さん。そうそう、意外と声が低いんだよね(笑) 1幕後半戦の、ラダメスとメレブ、アムネとアイーダがハモって、最後4重唱になるところが今日はすごくバランスよく綺麗で素敵でして、…この中で一番低音がメレブだったりしねえか?と思ったりもあはは。
なんだかだらだらと感想がまとまりませんが。とにかくラダメスが格好良かったよ、ということで。
ほんと、芝居って役者で全然変わりますよ。本当に!また大きくしといてみた。