2012/02/08(Wed)03:56
「龍を撫でた男」見てきたー!
山崎一さん結構好きでだから見に来たてのもあるんだけど、穏やかでいて繊細で、しかしどこかエロいという、私的ど真ん中の役だったのでもう!うおお!
ネタバレあれなのでぼやかして書くけど(でも展開としてはそこに落ち着くしかないよねなんだけど)、最後の方はちょっと泣きそうになって見てる訳です私としては。だから、あの辺で笑ってる人がいて驚いたりな…
あとあれ、これも演出キーワードネタバレなんで見る予定のある人は読まんどいてねなんだけど<プロジェクションマッピング>かっこいい! 映像も効果的なんだけど、スクリーンがもうちょっと隠せたらいいなあ。
あと。佐藤銀平さんを地味に楽しみにしてたんだけど(サムライチャンプルーのジンが超好きだったんで。あとKHのサイクスも!)、出番が少なくて残念ー。残念ー。
以下は芝居の感想から派生する余談的なものだけれども。
芝居見た後のきまりもん。龍〜の感想とか色々検索したりね。大鷹さん37歳はさすがにムリあるだろう(笑)と思って調べたら、え、山崎さんと同じ年なのっ!マジか!
あと、山崎さんてパラノイア百貨店だったのっ!???うわーーそれとこれとが全然つながってなかったあああーー。いや、パラノイア〜はテレビでちらりと見たことが有るだけですけども;
龍〜の感想見てると、やっぱり笑いが起こることに違和感覚えてる人がちらほらいるですね。そりゃそうだ。ただ、シチュエーション分かってんのかおいこら、ではなく、分かった上で笑っているのだとしたらどうだろう、と考える。作品を「喜劇」と評している人もいる訳で。
どのポジションに自分を持ってくとあの展開で笑うことができるのかなあというのが、批判的な意味でなく純粋に興味深い。見てる自分の気持ちを、登場人物のどの人に寄せるかによってそのへん違ってくるじゃないですか。もしくは、誰にも寄せないで、完全なる観客として置くと笑えるのだろうか。
もちろん、「笑えない」ことは「面白い」とも完全に両立しえますからね。私は決して笑えなかったけど、すごく面白かった。
セリフ書くよネタバレ注意。私的に刺さったセリフは「穏やかな人ほど、どす黒いものを抱えている」いたたたた………。そして、それがラストに繋がるのだと思うともう。
自分を穏やかとは言えませんが、少なくともツイッターとかでネガティブな(批判的な、攻撃的な)ことは書かないように気をつけている。しかしそれは、「書かないように気をつけている」のであって、「ネガティブなことを考えない」のではないんだわ。つまり、発散させずに腹の中に貯めてるんだよね…。
時々、ほんと自分性格悪いな、心狭いな、と思うわけです。
腹にたまった黒いものは、最終的に龍を見せてしまうんだろうか。もちろん、いっそ龍を見てしまった方が楽だとも思う。龍を見ずに解消させることが一番大変そうだ。
解消させず、ずっと腹に貯めたまま死ねれば一番良いのだけど。(最初から貯めないという選択肢はないのか!)