2014/07/10(Thu)
夕べ書いたとおり、今月の私のチケット事情わちゃわちゃなんだけど、とりあえず本日は鎌塚氏。…実は色々あってもう1回見ることになってる辺りが、わちゃわちゃ。いやね、作品として複数回見ることは全然やぶさかでないんですけどね、うまくパズルできなかった自分へのがっかりが;
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さて感想書くかな。シリーズ3作目、作る方としても見る方としても、安心安定、お手本のようなコメディっぷりに満足満足。「安心安定」てのは必ずしも褒め言葉ではなくて、特にシリーズ進んでくると刺激が少ないと感じる場合もある。でもやっぱり、この安定感は有り難い方の安定感。
2時間がつがつ笑わせ続けるとか、ビシバシ伏線回収してくとかではないけれど、無駄のない出演者にストーリー、ほがらかかに笑わせ、ほんのりと感動、そして爽快な幕切れ。うん、隙がない。
仁さんもね、お手本のような出オチからの小物キャラ! 全うしてるよーほんと。そういう「自分の役割」を、出てる人全員がきちんと全うしてる有り難さね。
よくラジオの告知とかで「演劇を見たことない人にもオススメ」とかって言うじゃないですか、そういうのに、本当にふさわしい作品だと思うのよ。1個も尖ったところがない、綺麗な完成品。シリーズ3作目だけど、暗黙の前提となってる情報はほぼ無かったと思うんで、そういう意味でもほんとオススメ。
逆にシリーズ見てる人だと、どうしても1作目のあの美しいラストを引きずってしまう所は、ある。正直ね。回収するためだけのパートになっちゃうのは勿体ないんだよなー。特に今回のは、何かもう1手綺麗に落とせるような気もしなくもなく。
しかしケシキさんは相変わらず素晴らしいメイド衣装の似合いっぷり。何度も言ってるけど、メイド衣装はロングスカートに限るよね!!! どーだ男爵の髪型もやっぱり好きだー似合ってるよーアレ!
ぼっちゃんの過去の秘密(?)が解明するシーンには、なんだかすごくジーンと来たり。あと、かまづか父の飄々さも素敵ー。
それにしても毎回思うけども、裏でのセッティング、戦場だよねアレ…ご苦労様です。
ネタバレ気にすると感想もボンヤリしますが、とにかく。見終わってズーンと重くなる芝居ももちろん面白いのだけど、こういう爽快なコメディはやっぱりいいな、幸せだな、ということで。もっかい行くので楽しみに。