<カンゲキキ>
「インサイド・ヘッド」※MOVIE
2015/08/06(Thu)
さてと。書きかけがうっかり消えて1からやり直しになった感想文を、ちまちまと思い出しながら書いてゆきます。インサイドヘッド見てきたんですよっていう話。
夏休みだしピクサーだし、子どもちゃんたちが大勢見に来てたんだけど、この映画って小さすぎる子には難しいところが多いだろうなと、おばちゃん思いながら見てた。ライリーくらいの年齢になって、コントローラーがバージョンアップしたら、きっと分かることが色々増えるよ。
もちろん子どもちゃん見て無駄ってことはなくて、今見たこの映画を、また大きくなって見直すことで新しい発見がいっぱいあると思う。テーマ的にトイストーリーを思い出すところがあって、あの映画って1を見た子どもが大きくなって3を見たらより泣けるじゃないですか。そういうね。
忘れたくない記憶。でも忘れちゃう記憶。忘れちゃっても、でもどこかで自分を助けてくれる力になっている記憶。「忘れちゃう」は必ずしも「いらないもの」なわけじゃなくて、それから卒業して自分が大人になっていくってことだったりする。つまり、描かれているのはどちらも「成長」。
「あなたの物語」て謳ってるとおり、そこをリアルに感じられたら、本当に忘れられない記憶になるだろうね。と、そういう子どもを持ったお母さんお父さんも同じくで。
そのどちらでもない人ももちろん、自分の子供時代を思い出しながら見れば、必ずシンクロできるであろう描き方をしてるからね。脳内会議の描写は細かいとこまでよく出来てて、「あるある」「なるほどお前のしわざだったか」の連続だもの(笑)
「感情」を扱った作品だからかねー、こうやって文章にしようと思うとうまく表現できないんだけど、泣きそうになるシーンいっぱいあったんだよ。画面の感情にひっぱられるの。
でやっぱり、感情の中で怖いのは、怒りでも恐れでもなく、無、なんだよね。何も思わなくなることが一番怖い。悲しみも涙もとても大切なものなんだ、っていう、シンプルな主張。
その当たり前のシンプルなことが、子どもには分からない。特にライリーは、喜びがセンターに居る素直ないい子だからこそ、「いらない」と思い込んだことを抑えすぎちゃった。本当はいらなくないのに。
……とかぐだぐだ書いてることを、あのテーマ曲、けっこうそのまんまストレートに歌ってくれてるんだよねえ(笑) 本当はエンディング後に流すべき内容だと思うんだけども、それはそれでどうなのって話になるんだけどね;
とりあえず見た人の頭の中には、きっちり♪ライリーライリー♪のメモリーボールが植え付けられたわけで(笑)
…えっと他に何書いてたっけかなさっきまで…。とりあえず、毎度のことだけどキャラ作りが流石。特に、やる気のない悲しみちゃんが可愛いー。喜びちゃんも可愛いんだけど、あの子とずっと居るとちょっと疲れそう(笑) セリフの量とかすごい大変そうだなあ! 映像的にも、あの光の表現が肝かしらね。
あ、あと映像で言えば、立入禁止のとこのは3Dで見たら面白そう。
クスっとくる小ネタも色々と。人の脳内見るの面白い。お猫様はどこまでもお猫様で素晴らしい。
ブロッコリーの変更については、確かにピンとこないので正解だと思います。あ、私はピーマン大好きですがね!
あそうだ、併映の短編の方は、ブラヴィッシーモを思い出しました。(だから大好きだったんだってばあのショー!)
………うむ。まとまりのない感想文。