結局開演から随分遅れて到着した三越劇場。
去年も一度行きました竜小太郎さんの公演を、また見てまいりました。
<感想文は折りたたむ> 遅れて入ってしまったので、前半お芝居部分「緋牡丹慕情」のストーリーは良くわかってないんですが、回りの友達たちに聞くに「今までで一番良い」とのこと。<過去何作見に行ってんだって話ですがね。 白い着物を粋な感じに着こなす女ヤクザのお竜、かっこよかったです。
で、一部はともかく。遅れても行きたかったのは、やっぱり何と言っても第二部歌謡ショーのためですもの!
前回1度体験してるので、ハンカチの客席参加や、なんとなくの流れは分かってます。が、今日の目玉シーンは、サザンの「東京」! 今まで派手に色が変わっていた照明や、スクリーンに流れていた映像が消え、黒い幕の前で和傘をさして一人踊る竜さん。鬘は結い上げず長い髪を背中に落として、くるくると回るとそれが美しく広がります。ひやあーー渋かっこいいーーーー!!
その次の、白い蝶(?)から黒い蜘蛛へのぶっかえりの奴も好きだったな。ちょっとストーリー仕立てで想像が膨らむし、やっぱ立ち回り入ると心躍るもの。
前半戦で女形の早替えメドレーをやって、ちょっとトークが入って、最後が立ち役のメドレーで終わる構成も新鮮な感じ。どこぞで見たような金髪の鬘や、ド派手なピンクドットのミニーちゃんみたいな着物や、立ち役でもバリエーションて豊富ですよ。流石。
やっぱり基本はおじいさまおばあさま向けの世界ではあるんですが(特に第一部はね)、若者見ても楽しめる要素が充分あるのがスゴイのです。まあそりゃそうか、竜さん私より年下だもんなあ。その年で、あれだけの変化を見せられる芸達者っぷりにクラクラしつつ、またご縁があれば見に行こうと思ってます。あー楽しかったv