昨日乗った電車が「サンシャインシティ宣伝カー」で、広告には「まつさをな」の写真も載っていました。そうかサンシャイン。「水族館来てねー」的な中に演劇が混じっていると驚きますね。
つーことで思い出しましたが、まつさをなの感想を書いてません。うわ; ジキハイもまだ書いてないし、実は他にあれもこれも…とネタが溜まってるので、一気に二つ片付けたいと思います。
<まずは「まつさをな」感想文> ・「TRUTH」に似てる、という意見を散見しますが、うんまあ、確かに「系」ですね。静馬の立ち位置がね、思い出させる。
・ただやはり、それと区別化を図っているのが「女剣士主役」の部分。温井さん。初舞台の頃から、わりと貫禄のある演技をされてたイメージがあって(津田匠子さんや遠藤みき子さんの後を継ぐ感じというか)、今回の役のかわいらしさにびっくり。全然しとやかになれない感じがキュートで、いい役と当たったねぇ、て思いました。
・私はどうも、キャラメルの「リアルを求める」殺陣がこうしっくり来ない人間なんですが(すいません。新感線とかの「ウソでも派手ならいいんだよ」的な方が演劇的に好きなので…)、後半の「暗闇」を使ったところはグッと来ましたね。伏線として美しくハマったかと。
・あと、海の映像が存外キレイに見えまてました、あれ。
・で。粟根まこと。こないだも書いたけど、カテコでの「MIRAGEから7年ぶり」の発言に心底びっくりしました;もうそんなに…。MIRAGEの時の遊べなさっぷりを取り返すかのような小ネタ大王でしたね。…ちょっと流石に芝居の邪魔になってるかもしらんぞ;; それに付き合ってくれる坂口さんに感謝。この二人が揃うとほんわかします。坂口さんうまいよなあー。「馬鹿夫婦ーー!」岡内さんナイスツッコミ!(笑)
・カーテンコールで、みんながクロスしつつハケて行くとこでも、ちゃんと階段で奥さんの手を取ってあげる馬鹿夫婦っぷりが素敵でした。…2回目からは手を取ろうとして先に行っちゃったりとか遊んでましたが。
・それにしても岡田・大内コンビはどうしていつもこう………! 一応、お姉さんのことで動機は繋がりましたが、かなり後半まで「らぶじゃん!それラブじゃん!!」と心が叫んでました。「分かりました。静馬さんは、啓一郎さんに嫉妬してるんですね!」ああ千鶴言っちゃったよ、って思いましたよ(笑)
・ところで岡田さんて39歳なんだ…! 7年前に続く衝撃。「粟根さんと3つしか違わない」マジか! 「天国から北へ3キロ」すら見てる私なのに、今まで知りませんでしたよ……(特に年齢を気にしたことなかった、というのが答えですけどね;)
<次は「ジキル&ハイド」> ・猫シアターに行く途中の五反田で(笑)「鹿賀丈史ファイナル」のポスターを見て、妹が「見てみたい」と。相変わらずの安席で見てきました。…日生の3階は遠いなあ;(四季の劇場が驚異的に舞台が近いのを改めて実感)
・ああ、これは鹿賀丈史による鹿賀丈史のための舞台ですねぇ。鹿賀さん、いつ以来に見てるんだろう、てぐらい久し振りだったんですけど、喋り、歌い出すとともに「ああ、鹿賀さんだなあ…」と。独特の歌い方・喋り方は、正直「とても聞きやすい」とは言えないのだけれど、それを補って余りある存在感。変身シーンは圧巻でした。あれだけでも見る価値は全然ある。50過ぎてる方だなんて思えません。すごいパワー。ファイナルにしなくても、まだまだ何年も続けていけそうです。
・で、鹿賀さんがあまりに存在感があるので……周りの人はやっぱり、若干弱さを感じてしまったのも事実;うーん、難しいとは思うのですがね。もっとジキル&ハイド出っぱなしでもいい気がするけどどうなんだろ…
・マルシアさん。歌い上げる部分の迫力はさすが。なんですが、逆に弱く歌うところがすっごく弱いんですよね…そこまで強弱つけなくても良い気が? でも役柄にとても合っていて、うん、いい役にめぐり合えたんだろうなーというのは感じました。あ、やっぱりセリフに若干訛りがあるんですね。(今私たちは訛りに敏感)
・蘭々ちゃん。想像してたより、ずっとキレイにファルセットを出していて驚きました。もっと地声っぽい歌い方だと思ってた。とはいえ、声量の点で周りに負けてしまうのはいかんともしがたい; ソプラノ担当が彼女だけ、ってのがかわいそうだよなあ。1幕最後の方の四重唱とか特に。でも、セリフとかも綺麗な声で喋っていて、本当に驚いたんですよ。
・戸井さんが素敵でした。あの役おいしいよな、と思うんですが、ももももしかして成志てここここの役だったんです、よね……? いいのかあんな胡散臭いアターソン!! 見逃したことが惜しまれます(笑)
・アンサンブルさん方の歌の迫力があってよかったです。踊りより歌重視なキャスティングだったかと。私、群唱好きなんですよ。「おーミュージカル見てるー!」て気持ちになれて。意外とソロもあって、ファンには美味しいですね。……声の高い新聞配達少年が気になっていたら、あれが阿部よしつぐさんでしたか。ほほう成程。