連休でしたね。(過去形)
私的には、家でだらだらゲームしたり、横浜行ったりしていました。と言うわけで感想文です。
<BoroBon企画「男たちのお料理教室」> うん、面白い企画でした。
割と感想文はこれ一行で終わってしまうのですが(苦笑) やっぱり、実際に目の前で料理が出来上がっていくことの威力はすごい。出汁を取り始めただけで、すでにいい匂いがしてくるんだもん。っと、そもそもの説明をしてないですが。
横浜の関内にある、東京ガスのショールーム。普段は普通にお料理教室とかをやってるキッチンで、「実際に料理しながら芝居しちゃおう!」という企画物。横浜かぁ、遠いなあ、と思いつつ(川崎市民なので誤解されがちですが、うちから横浜は割と遠いっつか面倒です)、企画に惹かれて行く事にしました。ついでに補足しておくと、BoroBon企画は、花組芝居の水下さんがやっておられる企画モノレーベルです。
窓から陽のさす昼間の教室には、キッチンテーブルを邪魔しないように、壁にひっそり椅子が並んでいます。テーブルは目と鼻の先。超近い。芝居が始まると、警備員は裏の扉を出たり入ったり、教室の生徒さんは今観客の自分たちが入ってきたのと同じ入り口からやってきて、客席の背後にあるロッカーに荷物をしまい、冷蔵庫に材料を取りに、壁の戸棚に丼を取りに行き、実際に水を流し材料を切りご飯を炊いて進んでいく訳です。こりゃあねぇ、説得力有るよ。大きく出てしまえば、「芝居の醍醐味」。その場で生を感じることのできる「演劇」にしか出来ない企画な訳ですから。
部屋をぐるりと囲むように席があって四方から眺めてますので、テーブルと出演者の位置によっては、背中しか見えなかったり遠かったり、芝居としては決して見やすい場所ではありません。席も狭い。でも、逆に近いととことん近くで見られるので、役者さんの小さなつぶやきも聞こえてくる。自分が「ここを見よう」と思って意図的に視点を選んでいると、おそらく人によって見えてくるストーリーも変わってくるんでしょう。
…とは思うんですが、実際そこまで個々の役柄にストーリーが無かったのが私的には惜しかった部分。せっかくそれぞれ背景のある4人の生徒たちを用意したのに、ホスト・学生・ダイエッターの3人は、ラストにほとんどキャラが絡んで来ないんだもんな。この辺はあくまで自分の好み以上の何者でもないんですが、私はどうにもこう、キャラの伏線とか回収したいタイプなもので;(イメージとしてはBIG BIZみたいなアレね) あと、ラストがSF?的な展開になったのも驚いたところ。人情系の話で行くのかなーと思って見てたので意外な着地点でした。この辺も単なる個人の趣味ですが。
役者さんはねえ。久々のダメ伊予屋さんが見れて個人的にホクホクv こういう役が大好きなんだ! 親子丼を作っているのに、まず卵「だけ」をフライパンに流し入れちゃったのに気づいた瞬間、思わず声出そうになりましたよ私ゃ(笑)「うわわわ大丈夫なのかそれっ!!」 結局ちゃんとそういう展開だったので安心しましたが、でも、実際にそういうことやっちゃいそうなキャラクターだってのがね。ダメ大人万歳万歳(笑)
御老屋さん茶髪似合うじゃないっすかー。この人はいつまでたっても年を取らなくてほんと恐ろしい。100キロ超からの急激ダイエット、という設定が妙に説得力あるのは何故だろう活動屋さん(笑) 武蔵屋さんの極道似合いっぷりも素晴らしい(笑) 普段から料理する人なんだなあ、というリアルな手際だった天邪鬼屋さん、そういやあの役は、昔極道さんちと何か関係があったんですよね?? その辺も語られなかった部分で勿体ないつか深読みしたくなっちゃうじゃないの!というところ。
普段のカブキな口調所作でない、普通な日常の演技を見ると、「ああ、芝居上手だったんだなあ」なんていう失礼な感想も持ってしまったり(逆に、こういうリアルなのは苦手なんだなあと思う人もおりますが;)たまにはこういう違った趣向の物も見たいよね、というのが最終まとめということで。でもやっぱりこれにつきるよ「企画の勝利!!」
ちなみにゲームは「世界樹の迷宮II」をやってます。DSとソフト(バンブラ)修理に出してる間が持たずに買いました。
……いやん、マッピングってこんな楽しかったっけっvvv