4年ぶりのオペラ座。…とは言っても、身に染み込みすぎてて久しぶり感はほとんどありません。しかしだ、しかし。オペラ座はいつ見ても何度見ても間違いなく傑作! 初日近いキャストで1度は見ておきましょうぜ、ということで海劇場へ。
いやあもうね、
映画版放送の時にも同じ事言ってた気がしますが(笑) ほんと全編クライマックス。もはや最初のオルゴールから泣ける(笑) SOMみたいに誰もが知ってるというタイプのではないんだけど、もうほんと全部の曲が好きでシーンに全然無駄がないんだよなああ。
以下キャスト感想。
はるクリス。歌的な意味でいけば本当に「ここぞ」な役だなあと。声楽的な方向ではやっぱりクリスティーヌが最高峰の役だと思うんですよ。ただSOMマリアとかの愛嬌のある役も似合うことがわかったのがここのところの収穫な訳で、2回目の「変装はもういらない♪」のとことかかわいーよなーv
SOMで見た時は子役と並ぶと意外と小さくなくて驚いたんですが、ここだとやっぱりちびさんの部類で、メグと並んでもバランスよくお友達に見えるのも嬉しいところ。
高井さんはもう言うことない。美声+熱演大堪能。初日開けてすぐなこともあるんでしょうけど拍手がものすごくて、「場内割れんばかり」とはこのことだなとしみじみ。「この人が持ってってほしい」と期待される「タイトルロールで主役」が「その期待に応える」とこういうことになるんだなあと。
ただ、満場の拍手をうけてのカテコでも、手を振りながらぼんやりした感じで去っていく姿に、「…これ以上コールしてもいいのかしら、治くんに場を締めるとか器用なことはできないよ?」と思ってたら、最後一人で幕前に出てきてお辞儀、をしたあと、背中をむけてふつーーに退場したもんだから場内案の定ざわざわ(笑) かわいいけどね!そこが可愛いんだけどね! 堂々とした態度で軽くもう一礼などして去れば説得力があるんですけどね。その点は佐渡グリザが見事だったよ!初見の友達を連れていったときに「最後に挨拶した人が格好よかった」と言わしめたからね!さすがっ。
話がそれた(笑)
中井ラウルも中低音美声で今後に期待大ですねー。体格が良いのも見栄え的によし。ダンスは多少ゆっくり(笑) でも肩乗せリフトは体格差でカバー!リフトあるとやっぱ華やかになるねぇ。
個人的にお気に入りだったのは河島カルロッター。あまりオペラに寄るタイプの歌い方より個人的にはこういう感じが好きだったのです。クリアリーな歌い方が好きなのよ。