ちょっとまた数の方向から攻めてみます。突然ながら。
こんなん数えてみました。 きっかけは、「前日のキャスト」ページを見てて、「いっぱいいるなあ」と思ったこと。
うっかり数えてみると、たとえば昨日「2007/10/20」で「公演数 10」
「総人数 326人」!!!
そ、そんなにいたのか…と驚愕したので、この数字をもっと裏付けるために、過去にさかのぼって調べてみたのです。(データ大好きですいません)
というわけで、以下まとめ。
●俳優の数:600
先日のがっちりマンデー!で「およそ600名の俳優と研修生」と紹介されてた。
●公演数:11.75
<カウント方法1>
→
さきほどのページ参照<方法2>
↑の方法は月ごとでざっくりとしてるので、1週間ごとぐらいに分けて「同時にかかっている演目」の平均を出すと「9.8」でした。
なお今年は、WICKED開幕前の4月頃、「たった2演目(韓国LK入れても3演目)」しかかかってないという脅威の時期がありましたが、全体的に見ると、9〜12演目が同時にかかっている時期が8割以上を占めてます。
<方法3>
公式HPに年間公演回数があったのでそれからも計算。
だいたい、週1日は少なくとも休演日なので、365-52を分母に割ってみる。→
参照。 ↑の計算結果はだいたい正しい感じかな。(あと、近年どんどん数が増えてきてる様子も良く分かる)
http://www.shiki.gr.jp/group/introduction/ ←のページを見ても「単純計算で8公演、多いときは12公演」とのことだし。
<方法2・3共通>
「1日に同時にかかってる数」の他に、「新しく開幕する演目」が月平均で2作品ほどある。ので、「同時上演 9〜10」+「開幕演目 2」= 11〜12。方法1の数とだいたい一致しました。
<余談だけども本当は>
稽古期間は2〜3ヶ月、ということなので(http://www.shiki.gr.jp/family/kodomo/qa.html)本当は足す数が「 2×(2〜3)」となって、必要な数は増えますがここでは考えないであげましょう。
●キャスト数:27.7
ブラックコメディの8人〜JCS(ジャポ)の49人まで。過去1年間の演目29作品のそれぞれキャスト数を調べ、平均を出すと「27.07人」
●必要総人数:318
キャスト27.07人×11.75演目=318人。
月に、「最低限必要な」役者の数が、だいたいこれくらい、ということ。
→最初にびっくりした10/20のキャスト数が、そう異常に多いものではないことが判明。
●結論
俳優600人に対して、一月に必要な数が300人以上……
足りてない!明らかに足りてない!! 600人の中には研修生が含まれているってことは舞台に立てるレベルの人はもっと少ないわけで、更に、メインの役をこなせる役者はもっと割合が減るであろうわけで、つまりそれは、1役に2人すらキャスティング不可能、という結論にたどり着くわけです。……どうりで!!
・長期連投の人が多い。
・客演も増えてる。
・一人変更するために大移動が起こる。
という現状に超納得しちゃいますよね、こりゃあ。
最低限でも2人いないと交代でお休みも取れないのに。役者という職業は体力勝負なんだから、1人で週5〜6日、6〜7公演を1ヶ月ずっとまかなうのは辛すぎる訳で。個人的には、1役に3人はいてくれると安心できるんですが…3人いれば、お休みを取りつつ、コンディションの良い方を舞台に上げることができ(それが理想なんでしょ?)、合間に新役のお稽古とかを入れるにしても余裕がある、と思うのです。が、現実は2人すら付けられないんだもんなあ;;
っと、愚痴に入りそうなので主張をまとめましょう。
「役者が足りない、そうでなければ、
演目が多すぎる」
そういうことです。
以上、今までは「うへー全部で600人もいるのかー」と思ってたけど、冷静に数えてみたら、600人なんて全然多くないよ!という発見(を裏付けるための必死の計算)の報告でした。ほんと、減らすべきだって、演目。マジで。