いよいよ怒涛の連続観劇に突入いたしました。本日は二本立て。劇団四季の「クレイジー・フォー・ユー」とKOKAMI@network「恋愛戯曲」
<まずはCFY感想> 明るく楽しく歌って踊ってタップ踏んで、という「ザッツ ブロードウェイミュージカル!」て感じでした。やっぱり、見所はI Got Rhythmとかのダンスナンバー。曲が終わって自然に拍手ができるような、わーっと気分の高揚するあの感じがたまりません。そうそう2幕半ばのStiff Upper Lipは、組み上げた椅子の上に立つボビーが赤い旗を掲げてて、「それは…バリケード?」と思ったら「フランス革命のミュージカルでも始める気か?」やっぱりか(笑)
出てくる人はみんなどこか抜けていて、誰もが誰かに恋してて、ご都合主義?何ソレ?ハッピーならばいいじゃない!といった感じの、こういう作品は気を張らず楽しめていいですね。
荒川ボビーは、やっぱり若い。設定から言うと30代前半とかの役ですよね多分、それが普通にできるもんなー45歳。甘い歌声と、はっちゃけた表情と、はりきったダンス。タップもステキでした。樋口さんは、きっといずれ知寿さんになるのだろうなーという感じの安定感。歌い方とかすごく似てるところがありました。
でね。そんなこと全てをなげうってピートが!かわいい!! ナイス眼鏡っこピート!!! 荒野に咲く一輪のひなぎくちゃんでした(笑) ちょっとボサっとした感じの長めの金髪に眼鏡で、オーバーオール。現代演劇にもちょっと詳しくて、荒くれ男どもがばーんと開け放った扉をちゃんと閉めて後からついていく、みたいな、あれは一人だけちょっと年下なのかなあ?という可愛こちゃんっぷりでした。もー、うっかりそんな端っこばかり見ちゃいましたよ(苦笑) しかし今日の収穫はピートだったと言い切りましょう…あーかわいかった。
その後池袋まで移動して夜は恋愛戯曲。2日前に声をかけてもらって急に行くことになりました。初演は見てませんが作品にも興味あるし、アンジャッシュ渡部氏が見たくて(笑)ほいほい誘いにのってみました。
<以下ネタバレご注意> 鴻上氏お得意の多重メタ構造。なので仕方無い部分はありますが、さすがにあれだけシーンが切り替わると、ちょっと鬱陶しいかなあ; 席がけっこう前のほうだったってのもあるかもしれませんが、ぶちぶちっと気持ちが途切れちゃって気になりました。とはいえ、ラストにセットが飛んで劇場になるところとかでうっかり(?)感動してみたりとか。くーっ!(なぜか悔しい)
キャスト雑感。牧瀬さんも可愛かったけど、永作ちゃんの方が確かに役には似合ったかもなあー。安原さん、存じ上げない方だったのですが、脇をしっかり占めてくれて安心できました。野生児 斉藤慶太くん、天然(?)な魅力でよしよし。そして、大和田美帆ちゃんが可愛くてそしてお上手でびっくり!
で、楽しみにしてたアンジャッシュ渡部氏。もともと結構演劇的なコントをされるコンビなので、演技力があることは分かっていましたが、すごいなー、ちゃんとこなしてるよー、と思いましたです。客席にもファンが多い感じでした。今日は終わった後にトークショーがあったのですが、そこでの生き生きとした司会進行ツッコミっぷりがステキでした、水を得た魚って感じで。ちなみに相方児嶋は今、単身赴任を見送る妻状態だそうですヨ(笑)